2017/12/02

簡単すぎて笑う作曲入門 1.オリジナル曲をつくろう

音楽知識ゼロから、一気に作曲する記事を書いてみました。

関連リンク:第2回

必要なもの:
・windowsパソコン(インターネット環境)
・20分
・音楽への興味
・怒らない心

第1回は、いきなりオリジナル曲を作っていきます。

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目次

1. 作曲ソフトを手に入れよう
2. 楽器から音を出そう
3. 演奏者を作ろう
4. 音符を置こう
5. メロディーを作ろう
6. ベースを追加しよう
7. ベースラインを作ろう
8. ドラムを追加しよう
9. 曲を音声ファイルに書き出そう
10. おわりに
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1. 作曲ソフトを手に入れよう

1-1 
「ピストンコラージュ」をダウンロードします。
下記リンク先の「ピストンコラージュ(ver.0.9.2.5) 日本語(マニュアル付き)
をダウンロードします。
http://pxtone.org/downloads/


1-2
ダウンロードしたzipファイル(pxtonecollage-v0925jp.zip)を展開して、「ptCollage.exe」(ピストンコラージュ本体)を起動します。
※このとき、zipを展開し忘れていると上手く動きませんので、
きちんと展開しましょう。


1-3 
 作曲の準備が整いました。




2. 楽器から音を出そう

2.1
まずは楽器(VOICE)を選びます。「+」ボタンを押します。



2-2 
楽器一覧が開きました。
適当に楽器名をクリックしてみると。選んだ楽器が「ぷー」となります。
※パソコンの音量調整が間違っていると、
ここでとてつもなく大きな音が鳴ったり、無音だったりします。

今回は、「020-rectNormal.ptvoice」という楽器を選択します。
楽器名をダブルクリックするか、OKを押します。




2-3
「020-rectNormal」という楽器が追加されました。
楽器名をポチポチクリックすると「ぷー」となります。
音が出ればこっちのものです。




3. 演奏者を作ろう

3-1
楽器がきまったので、演奏してくれる人(UNIT)をつくります。
「UNIT」 と書いてあるタブをクリックして、演奏者一覧に切り替えます。


演奏者一覧に切り替わりました。まだ誰もいないです。


3-2
「+」ボタンを押して演奏者を追加します。ウィンドウが開きます。




3-3
追加する演奏者に、名前を付けます。
 メロディーを演奏してもらうので「メロディー」と名付けました。(安易)
 入力できたら、OKを押します。



3-4
演奏者リストに、メロディー氏が追加されました。
メロディーをポチポチクリックすると、いま持っている楽器を鳴らします。
「ぷー」となります。




4. 音符を置こう

4-1   
演奏者がきまったので、音符を書いてみます。
「KEYBOARD」と書いてあるタブをクリックします。


4-2  
譜面入力画面がでてきました。
画面の右側がピアノの絵。左側が譜面入力欄です。

ピアノの絵の上でクリック・ドラッグしてみると、
マウスの位置によって演奏ができます。上が高い音、下が低い音です。
楽しい。


4-3  
音符をおいてみましょう。
譜面入力欄の真ん中あたりを、とりあえずクリックしてみます。


「ぷっ」と鳴って、オレンジ色のかけらが配置されました。
これが、この作曲ソフトの「音符」です。


つぎに、譜面入力欄の真ん中あたりを、横にスーッとドラッグしてみます。
「ぷー」と鳴って、オレンジ色が伸びていきます。
クリックを離すと、
さっきの音符が上書きされて、横に長ーい音符ができました。

こんな感じで、短くドラッグしたり、長くドラッグしたりすると、
いろんな長さの音符を配置することができます。
見た目の長さが、実際の音の伸ばし具合です。


5. メロディーを作ろう

楽器を決めて、演奏者を決めて、音符が置けるようになりました。
いよいよ本番です。

5-1 
 音符を配置して、メロディーを作ります。

恐れていては始まらないので、
画面を縦横無尽にクリックして、音符を散りばめましょう。
このとき、いい曲になるように念を込めながらクリックしてください。
たくさん置けば置くほど楽しいです。

こうなって

もっとふやしてこう

こんな風に、なんとなく格好良い配置になってきたら完成です。


5-2 
ついにメロディーが完成しました。
では再生してみます。右下の再生ボタンを押してみましょう。
世界に一つだけのメロディー、わくわくしますね。



■完成した曲


まじか
騙された






5-3 
「停止ボタン」を押します。曲が止まります。
停止ボタンを押さない限り、永久にループします。





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6. ベースを追加しよう 

確かに簡単すぎるけど、音楽としての出来が終わってる……

まだあきらめるのは早いです……
多分、メロディーだけでは駄目でした。
ベースを入れます。


6-1 
低音部、ベースを追加します。先ほど同じように進めていきましょう。
「VOICE」タブを押すと、楽器追加画面に戻ります。


「+」ボタンを押して、楽器一覧へ進みます。


6-2 
今度の楽器は、「060-W.ptvoice」(ベース)にしてみます。
楽器名をダブルクリックするか、OKを押します。



「060-W」という楽器が追加されました。

この後の進め方も同じで、
 「VOICE」タブ     … 楽器を追加する。
 「UNIT」タブ     … 演奏者を追加する。
 「KEYBOARD」タブ  … 音符を追加する。
の3種類を繰り返していけばOKです。


6-3 
ベースの演奏担当者を追加します。
UNITタブに切り替えて、「+」ボタンを押します。


持たせる楽器を選びます。
音源のボックスから、先ほど登録した060-Wを選びます。

名前欄は、「ベース」と入力して、OKを押します。

「060-W」を持ったベース氏が追加されました。




7. ベースラインをつくろう

7-1 
ベースの譜面をつくります。
まず、誰の譜面を編集するかを選びます。
今回はメロディーでなくベースを編集したいので、
ベースを一度クリックしてから、KEYBOARDタブを押します。


ベースの譜面が立ち上がりました。


7-2 
かっこいいベースを作るには、音を低くしましょう。

譜面の上の方が高い音、下の方が低い音になっていますので、
スクロールバーを下に動かしてみます。

ピアノの左の数字が、[1]~[2] のところまで下げました。
ここでピアノの鍵盤をポチポチ押してみると、先ほどよりもグッと低い音が出ます。
ベースっぽい感じがします。
これで準備は整いました。


7-3 
ベースの譜面を作ろう

譜面をクリックして、低音域に音符を置いていきます。
このとき、「いい曲になれ」とつぶやきながら、
一心不乱にクリックしてください。

完成しました。


7-4 
再生ボタンを押すと、
先ほどのメロディーと、今作ったベースが一緒に流れます。
今度はどうでしょうか?




駄目でした







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8.  ドラムを追加しよう

いっそのこと、ドラムを追加します。

8-1   
楽器の追加から始めます。
VOICEタブに押して、楽器画面に行き、「+」ボタンを押します。

今回は、
「drum_bass1.ptnoise」 バスドラム
「drum_snare1.ptnoise」 スネアドラム
「hat1_close.ptnoise」    ハイハット
の3つを追加しましょう。

一度に追加はできないので、
「+」ボタンを押す→楽器選択する を3回繰り返します。
上記のように、3種類の楽器が追加されればOKです。


8-2 
楽器担当者を追加します。
この作曲ソフトは、一人で一楽器のみ担当するので、
バスドラム担当、スネアドラム担当、ハイハット担当を準備しましょう。

演奏者追加のときは、「UNITタブ」へ進んで、「+」ボタンですね。

先ほどと同じく、新規登録したdrum_bass1を持たせて、
「バスドラム」と名付けました。

これを3回繰り返して、drum_snare1、hat1_closeも持たせましょう。
「バスドラム」、「スネアドラム」、「ハイハット」の3人が追加され、
下記のようになればOKです。



8-3 
バスドラムの譜面をつくります。
「バスドラム」をクリックして選択してから、「KEYBOARD」タブを押します。

バスドラムの譜面が開きます。
さきほどベースを作ったときに、スクロールバーを下げてしまったので、
戻しておきましょう。ピアノの[3]-[4]が真ん中に来るようにします。


ここで、ドラム打ち込みのコツです。
ドラムの音は、基本的には音の高さが一定です。
急に高音になったり低音になったりはしません。

なので、バスドラムの譜面は、一定の高さで入れてみましょう。

この作曲ソフトは、ピアノ鍵盤の[3]-[4]の間あたりに、緑矢印が付いています。
ここに音符を並べると、標準のドラム音高になります。


こんな感じで、緑矢印の横に、一直線で連打してやります。
ドラムを叩くがごとく、どかどかと音符を並べてみましょう
出来ました。


8-4  
スネアドラム、ハイハットも同じように入れてみましょう。
(操作方法は同じなので割愛します)

・スネアドラム

・ハイハット
配置できました。
今回はルールに従って配置したので、期待できます。


8-5 
3つのドラムパートが加わり、ついにオリジナル曲が完成しました。
苦労した10数分の、努力の結晶を聴いてみます。
再生ボタンを押しましょう。



聴いてるとおなか痛くなるサウンド
なんかわからんが、もうこれでいいや。とりあえずできたできた










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9.  曲を音声ファイルに書き出そう

では、出来上がった曲をみんなに聴いてもらえるように、
音声ファイルに変換します。

9-1  
変換の前に、とりあえず作曲データを保存しておきます。
上部メニューから、ファイル>名前を付けて保存 を選びます。

好きなファイル名を付けて保存してください。
拡張子は「.ptcop」が自動で追加されます。

このファイルを読み込めば、いつでも再編集ができます。


9-2  
作った曲データを、音声ファイル(.wav)に変換します。
同じく上部メニューから、ファイル > 曲ファイルの出力(.wav)を選びます。



書き出し方を設定します。
最後をフェードアウトさせたり、書き出し時間を指定したりできますが、
とりあえず、標準のままで大丈夫です。
OKを押します。


保存場所と、ファイル名を指定して、保存ボタンを押します。


この画面が出たら、書き出し完了です。
wavファイルが指定場所に保存されていることを確認してみてください。

wavファイルになっていれば、
お手持ちのiTunesなどで、作った曲を聴いてみたり、
そのままSoundCloudにアップしてみたり、自由に取り扱うことができます。

これで、どこに持って行っても恥ずかしくない、
いや恥ずかしいオリジナル曲の完成です。

でも聴いているうちに、謎の愛着は少しわいてきました。
自分で作った曲は、良い。


***************

10. おわりに

10-1 
  第1回の内容は下記の通りでした。

 ・「ピストンコラージュ」を使って、オリジナル曲を作った。
 ・楽器(VOICE)の追加方法、演奏者(UNIT)の追加方法、
  楽譜(KEYBOARD)の追加を学んだ。
 ・メロディー・ベース・ドラムを作った。
 ・オーディオデータの書き出し方を学んだ。

クオリティは置いといて、
メロディらしきもの、ベースらしきもの、ドラムらしきものをつくって、
最後まで作ることができました。


10-2 
真面目にパソコンで音楽・DTMをやろうとすると、

・初期設定が難しくて1音も出せない
・楽器の割り当て方がわからない
・音声ファイルへ書き出せない
・書き出してみたら音量小さい
・お金がかかる

といったところでつまづくことが多いです。(僕です)
そこら辺のハードルを、今回は一気に突破しました。
完成できるんだー、というのがわかれば、クオリティは後からついてきます。

「ピストンコラージュ」は、機能が少ない分、
最初からパッと音が鳴るし、音圧も出るし、書き出しも簡単なので
初めて触るには良いと思います。

※ちなみに、ピストンコラージュの曲データは
MIDIデータに変換できるので、他の作曲ソフトに受け渡したりできます。
便利。


10-3
ランダムにおいた音符が、どれだけ変な風に聴こえるか、
今回の記事で身をもって体験できました。
作曲者の意図が加わらないと、あんな前衛的な音になっちゃうんですね。

変な曲を自分で書いて、自分で笑う、というのがとても大事です。
悪い音を聴いて、耳が反応するようになると、
どこが駄目なのか判断して直せるようになります。


今回の記事で、「音楽の文法以外」のところが終わりました。
あとはランダム配置だったところを、
ちょっとずつ音楽の文法っぽく置き換えていけば、より良くなります。

先ほどと同じ楽器を使って、音符の置き方を変えた例がこちらです。
楽器数は少ないままですが、ちょっぴりポップスっぽくなりました!

将来的に、第二回、第三回…… と記事が進んでいけば、
こんな風に少しずつ音楽っぽくなっていくはずです。
楽しみ。


今回の記事で作曲技術が0から1になりました。
1から、2にしたり100にしたりするのは、きっとできます。

第2回は、「ド」を扱いたいと思います。(書ければ)

 → 第2回  書きました。


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今回作った曲データ(.ptcop)のダウンロードはこちらです。

ピストンコラージュで読み込むと、
今回の曲の譜面を見たり、いじったりすることができます。

メロディーも編曲も込みで、他人の曲を見て勉強できる、というのが
楽しいのですよね。


■関連サイト

ピストンコラージュ開発者のPixelさんです。
洞窟物語・いかちゃん・ケロブラスターが面白いのはもちろんのこと、
ピストンコラージュはその上をいく面白さです。

やっぱり、ゲームデザイナーの方が作っただけあって、
作曲ソフトでもゲーム的な遊び心地が楽しめます。


ピストンコラージュの公式ページ。
曲が視聴できるので、聴いてみてください。
僕の曲も少し載っております。こういう曲もつくれます。


ピストンコラージュの曲データが公開されている投稿掲示板です。
下にスクロールしていくと、過去の投稿が見られます。
「pxtone」という赤アイコンを押すと、曲データがダウンロードできます。
ためになりすぎます。



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2 件のコメント:

  1. 作曲に興味があるので、参考になりました。

    実際にソフトをダウンロードして音を鳴らしてみましたが、
    楽しかったです。

    また続きを書いてくださると助かります。

    返信削除
  2. こんにちは。お読みいただきありがとうございます。
    自分で自由に音符を並べるのって、直感的に楽しいですね。

    今後もちょくちょく更新してまいります。

    返信削除