目次です
1. Maxo & Ehiorobo - Bedside
2. KNOWER - Overtime
3. Fitness Forever - Andrè
4. blue marble - prince of modern
5. Chouchou - 1619kHz
6. わか from STAR☆ANIS & るか・せな from AIKATSU☆STARS!
-アイカツメロディ!
7. Jae Tyler - Life as a Wall
8. Princess Music - Sprinkler
9. Frank Sinatra - Emily
10. やなぎなぎ - 時間は窓の向こう側
*
■1. Maxo & Ehiorobo - Bedside
Maxo(Max Coburn)の新曲。イントロからやられます。
Ehioroboのダンディな歌声が重なってたまらんサウンドです。
コードチェンジが早くて難しいのに、メロディーは甘々です。
基本は16ビートですが、3連符が上手く組み合わさってます。0:27-以降とか。
1:15からのラップは、バックのオケがすごすぎて笑っちゃいます。
2:16からメチャメチャやって、2:45で戻ってくるところがカッコイイ。
以下続きます。
↓
■2. KNOWER - Overtime
3:25のテンポチェンジが聴きどころ。
終わり方がカッコよすぎて声出して笑いました。超アホで素晴らしいです。
何回もみちゃう。2:00の左下の見きれとかアホです。
あんまり関係ないですが、knowerの使っているフォントって
レトロでかっこいいですよね。MVの作り方も好き。
この映像みてると、
いろいろな聴きどころがちゃんと文字でフォローされているんですよね。
ふざけているようで、とてもためになります。
■3. Fitness Forever - Andrè
アンドレー。
こういうのんびり揺れる感じに惹かれます。
0:55-の短三度転調含む展開は、いかにもFitness Foreverっぽくてカッコイイ。
1:59-からガラッと変わって、
2:40-からの盛り上がりが、どこまでいくのかワクワクしますね。
ラストの再現部(4:26-) は、曲冒頭の短三度移調になってます。
Fitness Foreverの曲が公式でいっぱいアップされてました。
Elefant Records 太っ腹です! 嬉しい。
■4. blue marble - prince of modern
この曲の間奏部分を(わからないながら)聴いてみます。お洒落で素敵。
2:43-3:06 間奏部分
| Ab△9 G7(#9, b13) | C△9 Db△7 / Eb |
| Ab△9 F△7/G | Cm9 Db / Eb |
| Am7b5 D7(#9, b13) | Gm9 Bbm9 C7(#9, b13) |
| Fm9 Abm | Bb7(b9)
コードネームは表記がいろいろできるので、なんとなく選びました。
コードワークの特徴としては、
・m7、△7コードはすべて9thをつけておしゃれに。
・セブンスコードは、下記の①②③で表情をかえています。
① 7(#9, b13) = 7(#5,#9) = aug7(#9) = 7alt(#5,#9)
#9thはクールな響き、b13th は、マイナーを予感させる(b6thな)雰囲気で
大人なコードです。
マイナーコードの手前に使うのが一般的です。
b13を入れる代わりに5thを抜くので、#5(aug)コードと見なすのがよいかも。
blue marbleのカッコイイ感じは、この和音からきているのかもしれません。
② 7(9, 11, 13) = 7sus4(9,13) = C調だと F△7 / G = F△7 on Gなど
爽やかでふわふわで、大好きなコード。テンション多めで宙に浮かびます。
お洒落なポップスには欠かせない和音ですが、
僕は沖井礼二さん(ex. cymbals, TWEEDEES)のファンなので、
これ聴くと「沖井さんのコードだー」と思います。
(沖井さんのwikipediaにF△7onGがのってますね)
③ 7(b9)
構成音にdim7が入っているので、感傷的で切なげな響きになります。
ディグリーです。
| IV△9 III7(#9, b13) | VI△9 bVII△7 / I |
| IV△9 II△7 / III | VIm9 bVII / I |
| #IVm7b5 VII7(#9, b13) | IIIm9 Vm9 VI7(#9, b13) |
| IIm9 IVm | V7(b9)
ベースラインはシンプルできれいですね。
*
■5. Chouchou - 1619kHz
かっこいい! ぞっとします。
arabesque Chocheさんの音楽の地力があるからこその冒険です。
juliet Heberleさんの声質の魅力も生かされていますね。
普通の交通情報1620kHzから、徐々にノイズが混ざっていき、
別世界1619kHzにずれて入り込んでしまう感じです。
テーマとアレンジの工夫、MVに至るまで見事にかみ合っていますよね。
徐々に違和感が増していく演出が面白いので、ぜひ通しで観てほしいです。
-アイカツメロディ!
サビは、田中さんしか書けない(書かない)音符でステキ。
この曲は、ハモリをどう書くかの素晴らしいお手本になると思います。
今このコード/スケールだから、この音が使える・使えない、というところを
丁寧に選択しつつ、
通常の3度音程からバランスよく逸脱して魅力的な旋律をつくっています。
1:33- 空を超え「て」のハモリとか、とても面白くてきれいです。
田中さんにとってaugコードは、旋律を単に飾るものというよりも
旋律を動かすための技術なんですね。
特徴音をちゃんとメロディーに取り込むのが田中さんならではです。
フル版だと、いつもながらDパート3:08からの攻め攻めな展開が最高です。
落ちサビだけは、ハモリなしでユニゾンというのもめちゃ感動的…。
ぜひサビのハモリパートを口ずさんでみてください。
このハモリがそらで歌える人は、とても音感のよい方だと思います(僕は無理です)
田中さんの最近の曲「イリュージョニスタ!」とか超傑作ですね。
イイ曲すぎて、連続で貼るともったいないです。。今度貼ります。
発売が待ち遠しいですね。
■7. Jae Tyler - Life as a Wall
Princess MusicというグループのフロントマンJeffrey Tyler Ludwickが
立ち上げたプロジェクトだそうです。Jae Tyler。
普通のバンドサウンドかと思いきや、
ギターが3声も重なってて耳を奪われました。ポリフォニックで素敵…
めちゃ作曲上手い方な気がします。
今のところこの一曲だけのようですが、応援したいです。
このMVも、ギター3本の重なりとか、シンセの入れ方とか、
ボーカルのオクターブユニゾンとかアレンジの構成がわかりやすいですよね。
こういう映像が好き。
あわせて、Princess Musicも聴いてみたらめちゃステキ。
もともと室内楽寄りなんですね。
https://princessmusic.bandcamp.com/
Odobenidaeというアルバムに感動。
素晴らしい方を知りました。うれしい。
■8. Princess Music - Sprinkler
1:43くらいから聴いてみてほしいです。ドラムとベースが入って超かっこいい。
こんな才能に出会えるとは。音楽探しは楽しいです。
これ聴いた後にさっきの Life as a Wall のMVみたら、
めっちゃはっちゃけてて面白いですね。何があったんだろう。
バンドサウンドでも、繊細な音の組み方は健在みたいです。
■9. Frank Sinatra - Emily
特徴的な「emily(ミシソー)」の繰り返しがきれいですね。
このメロディーが1:31-の「family」でも使われているところ、
emilyと韻踏んでるのも合わせて最高です。。
1:03-クリシェの使い方とかツボです。お手本。
■10. やなぎなぎ - 時間は窓の向こう側
明確な作風があって素晴らしいですよね。
サビ前にはオンコードが使われている感じでしょうか。
0:56-
なけなく なってしま っ た の
IIm9 I△7 / III IV△9 IV/V
ときを
#IV△7 /#V V△7 / VI VIm
先ほども出てきた、IV / V を
半音ずつ上げて VIまでつないでいるように思います。かっこいい。
このコードは平行移動しやすいので、こういう連結ができるんですね。
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次回はLampの聞き取りとかできるといいなと思います。
質の高い音楽紹介、ありがとうございます!
返信削除Fitness Forever、コード感がたまらないですね。
lampの聞き取り楽しみにしています。
お読みいただきありがとうございます!
返信削除Fitness Foreverは、「イタリアのLamp」と勝手に思っております。ハーモニー素敵ですよねー。
またのんびり聴き取りしたいと思います。