2018/10/07

気になるポップ・ミュージック (18/10/07)

ステキな音楽を聴きます。
最近は、Spotifyで好みの曲が見つかります。

1. Little Tybee - More like Jason
2. Little Tybee - Golden Delilah
3. Little Tybee - Languid
4. Louis Cole - F it up (Live Sesh)
5. 集団行動 - クライム・サスペンス
6. Adron - Be Like The Sea
7. Adron - Danger Incoming
8. Adron - Waves
9. Banda Magda - Ase Me Na Bo
10. Banda Magda - Chanson Lev
11. Banda Magda - Vem Morena
12. kiki vivi lily - AM 0:52 (Sweet William Remix)
13. 唾奇 × Sweet William - Good Enough feat. kiki vivi lily
14. Run Girls, Run! - Go! Up! スターダム!



■1. Little Tybee - More like Jason

素晴らしいバンドを知りました。アメリカのリトル・タイビー。
聴いてて音楽観が塗り替えられます。
こちらの2016年のアルバムが良くて良くて。
リンク先BandCampで全曲試聴できるので、ぜひ聴いてみてください。

同音連打のギターリフとか、ストリングスとか独特でキレイです。
メンバーにバイオリニストがいるのが魅力的。
フォークなアレンジなのに、リズムや曲構成がプログレなのも楽しい。
0:00-、1:36-、2:23- で全く違う展開になります。

こういう、他に比較対象のいないバンドはワクワクしますね。
以下、続きます。

■2. Little Tybee - Golden Delilah

シンプルなメロディーが光る100点満点ポップスです。大好き。
どこ聴いても素敵な響きばかり。一つ一つの音選びにこだわり感じます。

サビ終わり1:03-が魅力的に響きますが、どういう和音なんでしょうか。
IIm6/IV      V#aug7(#11)       I△7

ドミナント(V)を半ずれ調で#Vにして、
メロディーにドレミを使いたいので#11th, #5thを付けているのかなと思いました。
難しいことを自然にオシャレに。
2:04-まで複雑になるとわからないですが、超カッコイイです。


■3. Little Tybee - Languid

これが同じバンド……と愕然としてしまいます。どの曲も独創的。

冒頭、室内楽風なバイオリン演奏が始まったかと思えば、
1:14-からはアップテンポに雰囲気が変わります。

1:53- サビは、7拍、8拍、7拍、8拍 ……を繰り返す変拍子になっています。
3:18- ギター1本の落ちサビがきれい。
3:58- ここから音数が徐々に増えて、大団円に向かいます。
   コードの動きが少なくなったかわりに、
   フレーズの細かい動きに魅了されてしまいます。


■4. Louis Cole - F it up (Live Sesh)

ルイス・コール、アホでキュートで天才です。
突っ込みどころがいっぱいで、楽しいMV。
どれだけハードル上げて観ても、それ以上の感動があります。

1:30の演出は鳥肌立ちました。凄すぎて笑っちゃう。
生粋のエンターテイナーですね。

一瞬なのですが、
2:43-の右下にストラヴィンスキーの顔写真が出てきて、
メロディーに『春の祭典』冒頭のモチーフが引用されています。なにそれ!
MVも使った巧みな遊び心です。


■5. 集団行動 - クライム・サスペンス

集団行動の新曲シングルです。嬉しい嬉しい。
いきなり不穏な歌詞とMVですが、
明るすぎるサウンドとお茶目すぎる歌唱が楽しいです。このギャップ。
集団行動は、一曲一曲、面白い提案がありますね。

1:37- 「ピストル1挺 マシンガン」
    → 西浦ドラム3連符
    →「摩天楼を練り歩く(真部ハモリ)」
の流れが素敵です。明瞭で気持ちいいフック。


■6. Adron - Be Like The Sea

アメリカのシンガーソングライター、アドロン。
彼女の曲は耳触りよく、要所の捻った響きがおしゃれです。
声も歌い方も好き。

0:49- ここから凝った和声が増えて、1:12-で意外な着地をみせます。
複雑さとキャッチーさが、ちょうど好みなバランスです。
3:54- J-POP顔負けなラストサビ転調も魅力。


■7. Adron - Danger Incoming

展開はシンプルに、凝ったアレンジが楽しい曲。ブラジルの雰囲気ありますね。
口笛+ギターの重ね方が好き。
楽器数少ないので、歌声の良さがわかりやすいです。
裏声とか、細かいビブラートとかとてもツボ。

0:48- 口笛+ギターに歌声が重なってキュートです。


■8. Adron - Waves

この曲が一番好き。圧巻の名曲です。ぜひゆっくり聴いてみてください。
作曲もアレンジも歌唱も手が込んでいますね。

0:24- メジャー6thコードのふわっとした響きから始まります。
0:44- どんな耳があればこんな綺麗なハーモニーが書けるんでしょうか。
2:29- サビ。ここから好き!
7(#9)などテンション効き効きの渋いコードワークです。
AORがお好きな方にお勧め。


■9. Banda Magda - Ase Me Na Bo

多国籍バンドのバンダ・マグダ。
最近あらためてアルバム聴いていて、虜になっています。
聴き始めたときは、斬新な印象が先行していたのですが、
にじみ出る真面目なポップス観にグッときました。

冒頭はヴォーン・ウィリアムズ風な、朴訥で綺麗な旋律で始まります。
1:21-からはリズムが入って、いつもの楽しいバンダ・マグダ。

同じフレーズでも、
1回目の1:21-に対し、2回目の1:57-ではコードを動かしてより魅力的に。
2:19-サビはとてもポップ。
3:56- ここで一回落ちてからの展開がとても好き。


■10. Banda Magda - Chanson Lev

0:31-のような甘い響きに、嬉しくなってしまいます。
フレンチポップのような甘いボーカルに、ボサノバな雰囲気が重なって
耳をなでるオシャレサウンド。
この曲聴くと、マグダ・ヤニクゥさんがポップスの文法に精通しているのが
よくわかりますね。

「シラシラレドシラ」の音型が様々な和声に乗って繰り返されます。
2:29-ストリングスアレンジも綺麗……。
2:58-の盛り上がり、3:05-の転調が美しいです。


■11. Banda Magda - Vem Morena

めっちゃいい曲。早口ボーカルがハジけてます。
マグダ・ヤニクゥのカリスマ性。
この人にしか作れない、と思わせる音楽は魅力的ですよね。
全員カメラ目線なMVも楽しい。

シンプルなフレーズを繰り返す曲調のなかに、
ふと0:35-のような動きが入るとグッときます。バランス抜群です。

1:45- から急にブラジルのショーロっぽい曲想で楽しげ。
2:06- は四度堆積っぽい鋭い和音。
2:35- ラストサビがババっと盛り上がってスパっと終わります。
   曲長も3分と、短く濃縮されていますね。


■12. kiki vivi lily - AM 0:52 (Sweet William Remix)

Sweet Williamさん、甘々で美しいトラックを作られます。
こういうツーファイブの甘い和音が大好きです。
音と音の隙間が多いので、ボーカルも聴きやすいですね。

Aメロ 0:36-なんて、ベースとボーカルしかないのに、
音選びが丁寧なおかげでしっかりコード感があります。匠の技。

kiki vivi lilyさんの \ごーぜんれいじー/ がツボです。


■13. 唾奇 × Sweet William - Good Enough feat. kiki vivi lily

沖縄出身のラッパー唾奇(つばき)さんとSweet Williamさんの黄金コンビ。
おしゃれで聴きやすくて惚れ惚れします。

リリックも歌唱も丁寧で耳にすっと入ってくるので、
ループでずっと流していたい心地になりますね。
サビ0:55-でうっすらバッド(長音)が入っていて心惹かれます。

1:36- サビの歌メロ「明日が来ること忘れて今だけ」を、
ラップ側で引き取っているのも良いですね。細かなデザインが好き。


■14. Run Girls, Run! - Go! Up! スターダム!

作曲はMONACA・瀬尾祥太郎さん。編曲は瀬尾さんと広川恵一さんのコンビ。
0:13- 開幕から渋谷系で沖井さん風なIV△7/V が爽快です。
瀬尾さん素敵な曲を書かれますね!

MONACAの方って、皆さん「MONACAサウンド」が得意技なので
作曲のクセでどなたの曲か当てるのはなかなか難しそうです……。

1:19- の2拍3連(てーてーてーてーてーて)がめちゃカッコイイですね。
サビの一番いいところに大仕掛けを組み込めるのは素晴らしいです。


6 件のコメント:

  1. お読みいただきありがとうごさいます✋

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  2. いつも楽しく拝見しております。kahoさんはどのように音楽を探していらっしゃいますでしょうか。ご紹介されてるのがいつもいい曲ばかりで、どういう文脈で探されてるのかなと気になりました。今回ですとadronさんが好みでしたが、どうやって探されたのだろうと気になりました…。レコ屋のhpやサブスクで片っ端から聞いてくかたちでしょうか?

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  3. こんにちはndeeさん。お読みいただきありがとうございます。
    今回の記事では、
    ・SpotifyのDiscover Weeklyという自分好みの曲を選曲してくれるプレイリスト機能で、先にLittle Tybeeを知りました。

    ・Little TybeeのメンバーBrock Scott が、Spotify上で「Brock's Inspiring Musicians Playlist」というプレイリストを公開していまして、そのなかでAdronがおすすめされていました。

    こんな感じで、数珠つなぎ的に曲が見つかりました。自分が凄いと思う作曲家のおすすめ・Like欄をたどると、興味深い曲が見つかるように思います。

    以前の記事のコメント欄で、曲の探し方について書いたことがありましたので、よろしければこちらもお読みください。(ページ最下部です)
    http://kaho-ss.blogspot.com/2018/05/1.html

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    1. なるほど。ご丁寧に教えて頂きありがとうございます。
      やはり数珠つなぎ的なのですね、好きなアーティストのプレイリストはぐっとくるものが多いですよね。

      先日冨田恵一氏がセレクトされていた曲が総じて良かったのでお礼までに貼らせて頂きます。
      The Steve McQueensとNatalie Prassさんです。

      https://www.youtube.com/watch?v=oXIQc2i2DcA

      https://www.youtube.com/watch?v=sMEkDzeYhns&index=8&list=LLD8Z-nXie7LBADC-TYT5Eyg&t=0s

      今後も楽しみにしております!

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  4. F it up凄い良いですね!
    PVでより曲が良いなって思えるまであるくらいPVのセンスが素晴らしい!
    包丁取り出したり、ケータイいじりだしたり、外のコーラス隊の謎ダンスと小ネタ?も豊富で笑えもするという

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  5. こんにちは いあさん。お読みいただいてありがとうございます。
    F it upステキですよね。
    Louis ColeやKNOWERのPVは、全力でふざけているのと同時に、曲の聴きどころはここだよと丁寧に教えてくれるので、素晴らしい作りだと思います。

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