2016/07/17

ポップス好きのための「フランス近代音楽」

休日に、フランス近代音楽を聴いてみます。20世紀の器楽曲。

普段はクラシックを聴かない方でも、
キャッチーなフランス音楽はわりとツボにはまるかもしれません(僕のことです)。

軽快で可愛げがあるので、ポップス好きにとてもお薦めです。
和音のお手本になるかも。
試しに聴いてみてください。


■1. Maurice Ravel - Piano Trio

モーリス・ラヴェル『ピアノ三重奏曲』(1914)の第四楽章。
音の重ね方が巧すぎて、3つの楽器のはずなのに多彩な音がします。
ラヴェルのペンタトニック寄りなメロディーがめちゃ好き。

以下続きます。


■2. Claude Debussy - Danse Sacrée et Danse Profane
クロード・ドビュッシー『神聖な舞曲と世俗的な舞曲』(1904)の第二楽章。
色々なスケールが入り混じって耳溶けます……。6:50あたりのホールトーンとか。
最後のハープの和音、#11thが入ってますね。格好良い響き。


■3. Pierre Sancan - Sonatine
ピエール・サンカン『ソナチネ』(1946)。
調性間をたゆたうメロディーが美しいです。1:32のベースラインが楽しい。
4:56-の盛り上がりも綺麗で泣けます。
素晴らしいので音源集めたいのですが、サンカン作品集は一枚も無いらしいです…。


■4. Francis Poulenc - Piano Concerto
フランシス・プーランク『ピアノ協奏曲』(1945)の第三楽章。
冒頭だけ聴くと苦々しい曲かと思いきや、すぐに甘々なプーランクワールドになります。
もしモーツァルトがポップス書いたら、を想起させる軽妙で楽しいサウンド。


■5. Jean Françaix - Concerto pour Clavecin et Ensemble Instrumental (1959)
ジャン・フランセ『クラヴサン協奏曲』(1959)の第五楽章。
クラヴサン (= チェンバロ)の不思議な可愛さが引き出されています。なにこの名曲!
13:49- 遊園地サウンドたまらないです。

プーランクとフランセは、2人揃って軽妙さが飛び抜けてますね。ツボです。


■6. Maurice Duruflé - Prelude, Recitatif et Variations

モーリス・デュリュフレ『前奏曲、レチタティーヴォと変奏曲』(1928)。
マイナー調主体の和声。フォーレにも通じる美しさがあります。
デュリュフレ『レクイエム』も神々しくて格好良い。


■7. Germaine Tailleferre - Piano Concerto No.1
ジュルメーヌ・タイユフェール『ピアノ協奏曲第一番』(1946)の第三楽章。
バロック風なメロディーと、現代風な和声のギャップが心地よい一曲。
0:26- のポップス顔負けなコードワークが気持ちいいです。


■8. Henri Tomasi - Trombone Concerto

最後に、アンリ・トマジ『トロンボーン協奏曲』(1956)の第三楽章。
このイントロのワクワク感たまらないです! 名作RPGのような。
3:17 からのラストスパートが格好良い。




通しで聴いてみると、なんとなく共通した感触がありますね。
古典的でかっちりした構成をもちつつ、調性が移り変わって浮遊感があり、
メロディーは旋法の響きをもっているような。

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