2016/03/02

大好き! ハイ・ラマズ(The High Llamas)

ハイ・ラマズが好きです。

ハイ・ラマズは、イギリスのバンド。
「作曲もアレンジも発想がおかしいけれど、のんびり聴ける」
というところが大好きです。
どの曲も複雑で変てこですが、不思議と可愛くて美しいんです。

アルバム出た順に、1曲ずつ選んでみました。


■1. The High Llamas - Checking In, Checking Out
アルバム「Gideon Gaye」(ギデオン・ゲイ)より。1995年。
初期ハイ・ラマズの名曲です。ハイ・ラマズ全作品の中でも一番聴きやすい曲。
爽やかポップスです。

以下続きます。




■2. The High Llamas - Literature Is Fluff
アルバム「Hawaii」(ハワイ)より。1996年。
Pet Soundsに並ぶくらい、変てこで素晴らしいアルバムです。
美しくて狂気にみちたサウンドが80分近く続くので、
自分が何処にいるかわからなくなるような心地がします。

このアルバム、こんなクオリティの曲ばっかりなんですよね。とんでもないです。
0:27-の変な転調がすき。


■3. The High Llamas - Painters Paint
アルバム「Cold and Bouncy」(コールド・アンド・バウンシー)より。1998年。
このころから電子音が使われ始め、より不思議な音像が展開されます。

ハイ・ラマズは甘いコード、コーラスも魅力ですよね。
僕の音楽嗜好の大半は、ハイラマズのハーモニーから来ているように思います。
好きすぎて、自分で曲を作るときはいつも真似しちゃいます。


■4. The High Llamas - Cookie Bay
アルバム「Snowbug」(スノー・バグ)より。1999年。
生音と電子音のバランスが気持ちいい、佳曲いっぱいのアルバム。

ステレオ・ラブのレティシア、メアリーがボーカルで参加されてます。
この曲、めちゃめちゃツボです。0:30-からのリズム、わくわくしますね。
2:20-のペンタトニックとか好き!


■5. The High Llamas - Bobby's Court

アルバム「Buzzle Bee」(バズル・ビー)より。2000年。
いちばん音響的に尖ってる時のハイ・ラマズです。

2:01- からの展開、ホントに最高なので聴いてみてください。
なぜこういう発想になるんだろう。ループが止まらないです。
聴いてて宇宙に飛ばされる感じがします。


■6. The High Llamas - Rotary Hop
アルバム「Beet, Maize & Corn」(ビート・メイズ・アンド・コーン) より。2003年。
このアルバムから、生音主体に切り替わり、
綺麗な管弦アレンジが聴けるようになります。
一番地味で静かなアルバム。僕はこのアルバムを愛聴してます。

1:04 から 1:44に至る、密やかで慎ましやかな盛り上がり、
とても好き。


■7. The High Llamas - The Old Spring Town

アルバム「Can Cladders」(カン・クラッダーズ)より。2007年。
ハイ・ラマズの変てこな所と、ポップな所が完璧にかみ合った、奇跡みたいな作品です。
とりあえず一枚聴くなら、このアルバムがおすすめです。
もし気に入ったら、次は「Hawaii」を手にとってみましょう。

この曲、風変わりなのにすっと耳に入ってきますよね。
彼らのポップスの完成形だと思います。
1:27-のストリングスが綺麗。


■8. The High Llamas - Fly Baby Fly
アルバム「Talahomi Way」(タラホミ・ウェイ)より。2011年。
前作に続くポップな路線で、よく聴くと複雑なのに、耳触りは優しくてのんびり。
このバランスが大好きです。
2:26-から、フランスっぽい感じします。


■9. The High Llamas - McKain James

新作です!
アルバム「Here Come the Rattling Trees」より。2016年。
ミニマルでかわいいアルバム。俳句みたいな端的さがあります。
アルバム通しで聞いても27分なので、ちょっとした休憩時間に聴くと、心が休まりますよ。

1:02-からメロディーを奏でている、ぽこぽこしたシンセの音が好き。


**


聴いていただいたとおり、
ハイ・ラマズの楽曲は、どれも似たような雰囲気を持っていますよね。

アルバムを通しで聴くと、延々と繰り返される「ハイ・ラマズ感」に浸って、
異世界にいったような心地よさがあります。
ぼーっとするので、僕は睡眠前にもよく聴きます。

是非アルバム単位で聴いてみてください。


***

(2018/04/15追記)こんな記事も書きました。
ハイ・ラマズ (The High Llamas) のリピートする世界
http://kaho-ss.blogspot.jp/2018/04/high-llamas.html

3 件のコメント:

  1. 管理者様

    突然に失礼いたします。
    ハイラマズのGoogle検索にてたどり着きました。

    この度、2018年17日〜20日にて、ザ・ハイ・ラマズのリーダーであるショーン・オヘイガンのジャパンツアーを企画いたしましたので、ぜひ足を運んでいただければ幸いです。ピアノとナイロンギターで構成されるソロライブでは、ザ・ハイ・ラマズの魅惑の曲たちが濃縮されております。
    http://www.saitocno.com/

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  2. SAITOCNOさま
    ご案内ありがとうございます。ジャパンツアーですね。
    貴重な機会ですので、予定合いましたらぜひ伺います。

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    1. お返事いただきありがとうございます!
      ぜひ、お越しいただければ幸いです。

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