という人に向けて、変わった点を書いてみます。
いっぱいありますが、
テーマは、コード進行の変化についてです。
僕の思い込みがたくさん入っているのであしからず。
■1. なくなったコード
「TOWN AGE」でなくなったのは、「田中・真部コード進行」(仮)です。
進行方向別通行区分の田中さん、元相対性理論の真部脩一さんのお二人が
多用するコードです。
こんな感じ。
わかりやすくC調・簡単化して書いています。
特徴は、
・4小節で1セット
・3小節目は必ずAm
・1, 2, 4小節目は選択制
・定番の選び方は、 F G Am C
コード名をみてもなにやらわかりませんが、実例を聴くとピンとくるかもしれません。
これらのコードがどこに使われているかというと、
・地獄先生 は全編このコードです。
・テレ東 サビ
・ふしぎデカルト Cメロ
・品川ナンバー サビ
・ルネサンス Aメロ・サビ
・バーモント・キッス 全編
・シンデレラ サビ
・ミス・パラレルワールド サビ
・チャイナアドバイス 前奏
・マイハートハードピンチ Aメロ
・気になるあの子 全編
これら全てが「田中・真部コード進行」でできています。
他のJPOPグループではこのコードを多用することはないため、
相対性理論っぽいサウンド、というと、このコード進行が頭に浮かびます。
「ハイファイ新書」では、全編にわたりこのコードが盛り込まれています。
ちなみに、進行方向別通行区分・田中さんの作曲は、全曲このコードでできています。
無茶です。
サビでも多用されるほどのコードだったのですが、
真部脩一さんの脱退により、
「TOWN AGE」では、「たまたまニュータウン」でだけフィーチャーされるに留まりました。
他「BATACO」、「辰巳探偵」で少しだけ。
もし、「TOWN AGE」を聴いて何か足りないなーと思ったら、
このコード進行かもしれません。
■2. くわわったコード
「TOWN AGE」で増えたひとつに、「部分転調」があります。
分かりやすいのは「YOU & IDOL」のAメロ。
Aマイナーが入るところがAメジャーになっています。
ピカルディの3度 といわれるテクニックで、
短三度下への転調や、短調から長調への転調として聞こえます。
「TOWN AGE」のなかには、YOU & IDOL以外に
・救心 サビ8小節目
・ジョンQ サビ8小節目
・BATACO Cメロ8小節目
にも同じコードがあります。意識的に多用しているのだと思います。
これを入れると、サウンドにふわっと開放感が加わります。
これを入れると、サウンドにふわっと開放感が加わります。
このテクニックは、JPOPでは多用される技術なのですが、
旧相対性理論ではあまり使われていなかったように思います。
「Q&Q」くらいでしょうか。
今回のアルバムより、やくしまるえつこさんが作曲に加わっており、
今まで使っていなかった作曲技法が彼女のセンスで足されているようです。
「ヴィーナスとジーザス」とか上手いコードワークですしね。
*
もう一点、今回のアルバムで加わったものを上げるとすれば、
サビのコードワークのバリエーションです。
「TOWN AGE」の数曲のサビを抜き出すと、
こんな感じ。
先ほどとは、Amの位置が違い、4小節目にきています。
また、3小節目の「G」は、今回のアルバムで多用されているコードワークで、
「上海an」「帝都モダン」「BATACO」のサビで出てきます。
これが新相対性理論の定番になるのかもしれません。
*
もう一点、今回のアルバムで加わったものを上げるとすれば、
サビのコードワークのバリエーションです。
「TOWN AGE」の数曲のサビを抜き出すと、
先ほどとは、Amの位置が違い、4小節目にきています。
また、3小節目の「G」は、今回のアルバムで多用されているコードワークで、
「上海an」「帝都モダン」「BATACO」のサビで出てきます。
これが新相対性理論の定番になるのかもしれません。
■3. まとめ
・真部脩一の脱退により、今まで使っていなかったコードが
曲中に用いられるようになり、楽曲の幅が増えた。
・色々やるようになった分、
相対性理論を特徴づける印象的なコードワークが消えた。
・色々やるようになった分、
相対性理論を特徴づける印象的なコードワークが消えた。
このコードワークは、真部脩一の極端に限定した作曲法から成立していた。
*
「TOWN AGE」は、コード進行だけ取り上げても
今までとの違いが色々あるよというのがわかりました。
それに加え、メロディー、リズム、コーラス、歌詞、歌唱 まで違うわけなので、
サウンド変わりますね。
■関連記事
集団行動の1stアルバム『集団行動』を聴こう
http://kaho-ss.blogspot.jp/2017/07/1st.html
→真部さん西浦さんの新バンド
新しいポップスの形。集団行動2ndアルバム『充分未来』
http://kaho-ss.blogspot.jp/2018/02/2nd.html
→2ndアルバムの感想はこちらです。(褒めました)
真部脩一(ex. 相対性理論) の「モチーフ作曲法」
http://kaho-ss.blogspot.jp/2014/07/ex.html
真部脩一(Vampillia) の新曲「Lilac」「mirror mirror」 を聴いて。
http://kaho-ss.blogspot.jp/2014/04/vampillia-liliac.html
相対性理論の音楽から、シンプルなアレンジを学ぼう
http://kaho-ss.blogspot.jp/2013/12/blog-post.html
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http://kaho-ss.blogspot.jp/2014/04/vampillia-liliac.html
相対性理論の音楽から、シンプルなアレンジを学ぼう
http://kaho-ss.blogspot.jp/2013/12/blog-post.html
kahoさん、はじめまして。
返信削除相対性理論 「TOWN AGE」について
色々調べているうちに
たまたまkahoさんのブログのこのページに辿り着いた者です。
私も理論、進行、そのメンバーが関わる音源のファンで
(といっても音楽理論に関する知識は皆無ですが)
新体制理論の「TOWN AGE」を入手後、
「なーんか違う」と思いつつ何回も聴き直し
色々な感想、レビュー、批評を読みながら
どれも今ひとつピンと来なかったのですが
kahoさんの解説を読ませていただいて
「そうだったのか!」と至極納得した次第です。
相対性理論=「田中・真部コード進行」の刷り込みが
「TOWN AGE」の違和感につながっていると
kahoさんの解説から自分なりに解釈できました。
真部さんが脱退したのだから新体制理論は
前作と違って当たり前とはわかっていたのですが、
kahoさんの解説を読ませていただいて
「TOWN AGE」を聴くたびに感じていた
モヤモヤ感が晴れました。
アルバムで唯一「田中・真部コード進行」が多用されている
「たまたまニュータウン」の歌詞も
「たまたまいただけ・目が合っただけ・手が触れただけ」
の部分は意味深で色々な解釈が出来るなぁと
感じていたのですが
kahoさんの解説を読ませていただいた後は
更に興味深いものになりました。
ありがとうございました。
以上長文駄文で失礼いたしました。
こんにちは。
返信削除こちらの記事が匿名さんの納得材料の一端になっていれば嬉しいです。
「新体制理論」って、なんか言いたくなりますね。
進行の音源をお聴きであれば、コード進行の刷り込みはかなり大きいんじゃないかと思います。「同じコードだけでどれだけ沢山の音楽を生み出せるか」、というのが核にあるバンドだと思いますので。進行は。凄いです。
その他、具体的な違和感の原因としてあげられるのは、コーラス・合いの手がなくなった(真部コーラス・やくしまる多重録音)というのが大きいかなと思います。
僕はあのボーカルアレンジが好きでした。シンクロニシティーンの真部曲には全曲にハモリや合いの手が入っていたけれど、それもなくなってしまいました。
もし時間があったら、こちらも書くかもしれません。
この記事を書いた理由は、匿名さんのように「違和感」を持っている方に、印象論でなく具体的な変更点を提示してみたかったためでした。
僕は真部ファンですが、
「真部西浦が抜けたからなんか悪くなった・逆に良くなった」という印象批判ばかりが出てくるとあまり面白くないですしね。
音楽のレビューは、「音楽理論を用いずに書け」みたいな不文律があるらしく、こんなコードワークに関するレビューは普通書かないし誰も読まないものだろうと思うんですが、たまにはいいのかなと思いました。
*
「たまたまニュータウン」の考察はとてもおもしろいです。ネットニュースが伝える君の武勇伝。そういうことなのかもしれません。
具体的な根拠に基づいた、非常に面白い考察でした。
返信削除素晴らしいですね。他の単に好き嫌いの感想
返信削除も見飽きていたので面白かったです。
こんにちは。皆さま別の方かしら。ありがとうございます。
返信削除あまり厳密な考察でなく恐縮ですが、
こういう聴き方をする人もいるよ、という一例になればいいなと思います。
記事、興味深く拝見しました。
返信削除ですが、最初の「なくなったコード」で挙げられているコード進行は「田中・真部コード進行」というよりも、「今のJPOPの主流」になっているコード進行ではありませんか?
3つ目はAmというのは特徴的だと思いますが、テンションを色々付加するもののサカナクションといった他バンドでもこうした進行は良く見かけます。相対性理論の音の乗せ方は他に比べて独創的だと思うので、「そこが彼らの個性だった」というのは同じ意見です。
その他の考察部分はとても面白いです。
こんにちは。
返信削除僕の個人意見をそのまま鵜呑みにされると恐れ多いなと感じてましたので、内容のコメント嬉しいです。
このコードが現在のJPOPの主流だというご指摘ですが、僕もこのコードワークを使うことはごく普通だと思います。
サカナクションは未聴で恐縮です…。
この単純なコードに田中真部の名前をつけた理由は、ひとえに使用頻度の高さに拠ります。
期待通り、ハナエのシングル曲すべてに使われているし、古都の夕べでも使われている。そこに明確な作為があるなと感じました。
運用方法も、必ず2回ないし4回の繰り返しを伴って用いられるため、アルバム1枚聴くと否応で耳に残るようにできています。
とはいえ、彼ら独自のコードだ、という言い方はできませんので
匿名さんのご意見を踏まえて、
彼らか発明したのはそのコードワークそのものではなく、そのコードワークでアルバムを埋め尽くすという奇想にあった
というのが適切かなと思いました。
音の載せ方のほうに着眼するのは大変鋭いご意見だと思います。
実際にはコードだけでなく、
上記のコード (または F G Em Am )+ ペンタトニックスケール
という組み合わせがあって、はじめて
真部脩一、相対性理論の独創的なサウンドが生まれていたのだと思います。
(追記:用語を間違いを修正しました…)
こんにちは。
返信削除相対性理論にハマってサウンドの気持良さを研究していた頃に、自分もこのコード進行が大きなポイントだなと考えるようになりました。
さきほど偶然こちらの記事を見て「まさに我が意を得たり」という嬉しい気持ちになりました。さらに非常に分かりやすい文章と解説に大変感心いたしました。
新譜の件、メンバーチェンジによる曲調の変化は興味深いですが、個人的には以前と同じメンバーで、お馴染みの曲調をどう料理するかを聴いてみたかったですね。(同じコード進行でも似た曲にならない多彩なアレンジも大きな魅力だったと思います)
ブログとっても面白いですね。お気に入りに登録しました! これから色々と読ませて頂きます! それではm(_ _)m
こんにちは。
返信削除相対性理論の音楽を、僕と同じように聴いている方がきっといるはず、と感じていました。共有できてとても嬉しく思います。
的外れな内容だったら申し訳ないな、という気持ちもあったので、ちょっとホッとしました。
新譜については僕ももーさんの意見に賛同します。今までのルールを守りつつ、そのなかでどれだけ縦横無尽に暴れるか、という彼ら4人のゲームがもっと見たかったなと思います。
もしくは、メンバーチェンジをきちんと活かして、別ジャンルに転身するくらい思い切っても面白かったかもしれませんね。ポストロックでもラップでも。
読んでいただいてありがとうございました。
非常に興味深い内容でした。
返信削除また、別の記事で紹介されていたLampというバンドにも興味を持ちました。
こんにちは。読んでいただいてありがとうございます。
返信削除Lampもぜひ聴いてみて下さいね。
10年以上飽きずに聴けますよ。保証します。
こんにちは。
返信削除本記事とても興味深く読ませていただきました。
読んだ後、「全編 F→G→Am→C」 & 「ペンタ ギター」で"ぽい"曲を作ってみたくなり、紛い物を作ってみました。
iPhoneクローズで作ったので雑ですが、、、
お時間ある時にでも聞いてみていただけると幸いです。
これからも面白い記事期待しています!
指定方向外進行禁止 - 壱千九百八十五軒茶屋 v1.0.2
https://soundcloud.com/hen-kaki/v1-0-2
こんにちはabiko-abio a さん。
返信削除指定方向外進行禁止! ぽい感じでてますね。
コード以外のコピーするポイントを考えてみました。
・真部っぽくする:
メロディーのリズムは8分音符をメインに、できるだけ単純に。
表拍にアクセントをつけて、タカタカタン、が基本。
ペンタトニックをつかって、
レミレド、ソラソミ、ドレドラ の「上がって下がる」動きをつかう。
・田中っぽくする:ペンタトニックでなく7音音階を多用する。
フレーズ終わりをシ→ド で締めることが多いが、基本自由。
リズムは裏拍アクセントが多いが、基本自由。
ギターアレンジに、↑の真部さんの特徴が入ると進行っぽくなる。
また、田中さんのコードはこうやって引くと田中感がでるそうですよ!
https://twitter.com/miya_mt/status/249528881424498688
abiko-abio aです。
削除早速、聞いていただいたみたいで、ありがとうございます。
また、色々ためになるコメントいただき感謝です。
田中さんのコード特異な抑え方なんですね。。。
当方、和音分解能力を持ち合わせていないので、進行さんの曲で使われる和音に良い意味での違和感を感じつつ、これまでは???でしたが、合点がいきました!
また、kahoさんの他にも色々分析されてる方がいらっしゃる事を知り、驚きました。
この辺までにしとこうかと思っていたのですが、貴重なコメントいただけたので、もう少し"寄せて"みようかなあと思ったりしています。うまく"寄せられる"かは分かりませんが、、、
何れは"ネオ東京の夜明け"も、、、
ありがとうございました。
こんにちはabiko-abio aさん。
返信削除あふれでる進行愛、ふつふつと感じます。。
「裏防災頭巾ちゃん」が好きです! ギターのカッティング音が歯切れよくて気持ちいいですね。
サビでドラムパターンがガラッと変わるところがカッコイイです。
「壱千九百八十五軒茶屋」は「理論武装」
「お目溢し小法師」は「世界は平和島」 でしょうかね?
「防災頭巾ちゃん」は古都の夕べ+戦場のメリークリスマス と感じました。
abiko-abio aです。
返信削除遅い時間に返信いただき申し訳ないです。
茶屋、小法師、正解です! もろすぎますかね。。。
防災は、、、正解です。
作った時の事を思い出してみたら、さらっと作ってみたイントロが、何だか戦メリっぽいなと思って、逃げてみた記憶があります。
逃げ切れてなかったみたいです。
私も忘れてました。。。さすがです。
思ってなかったつながりですが、
裏防災のサビのアレンジがキャノンボール(映画主題歌)のエンディングっぽいですね。。。。
全体のコード感を無視した上昇音階(裏防災の笛みたいな音)で不安→安定って一般的な手法なんですかね?
キャノンボールのテーマ聴きました。いい曲!
返信削除上昇音階の手法、あまり似た例を思いつきませんでした。突き詰めるとオリジナルな表現になりそうですね。
ちょっとずれてしまいますが、
「上昇してるなー」を感じられる特殊な例として、2曲思いつきました。
・phoenixというバンドの「1901」。
http://www.youtube.com/watch?v=gvss3uhSKjw
Bメロ途中 1:00 から長音のシンセが入ってきて、サビにかけてぷわーんと上昇してきます。上昇すると解放感がでますね。
・クラシックからだと
モーリス・ラヴェルが「ラ・ヴァルス」という曲で、すごい上昇音階を使っています。
http://www.youtube.com/watch?v=Fg2i2NB-i3o
この曲の10:55-11:32。
40秒という長い時間を書けて、はじめは低い低いベース音が、半音階で上がっていきます。どこまで上がるんだと不安にさせておいて、シンバルドカーン という曲です。かっこいい。
こう見ると、確かに上昇音階はカタルシスが作りやすい気がしますね。
コメントありがとうございました。
返信削除両曲とも初めて聞きました。
手法は違えど上昇してますね!
1901の方のポワーン上昇は昔(60年代)ならスライドギターでやってた感じですかね。
ホロホロギター音いいですね。他の曲も聴いてみようかな。
ラ・ヴァルスの方はキャノンボールのラストと意図が近い感じがしますね!
シンバルドカーンのスッキリ感はラ・ヴァルスの方が上ですが。
キャノンボールは全編「来るぞ来るぞ・ワクワク」感半端ないんですが、
「来たーーー!!!」感が少し弱くて勿体無いなーと思います。
それでも好きですが。
ご無沙汰しております。
返信削除abiko-abio aです。
進行愛を拗らせた紛い物「千戒は佃島で」
SoundCloudにてリリースしました。
千戒は佃島で
1 壱千九百八十五三軒茶屋 - 指定方向外進行禁止
2 防災頭巾ちゃん - ネオ東京の夜明け
3 裏防災頭巾ちゃん - 八十工が歌ってみた
4 お目溢し小法師 - 指定方向街進行禁止
5 建国、そして花一匁はじめます - 八十工
以前ここのコメント欄で紹介させて頂いたものを弄ったのが殆どで、
(5曲目は初お披露目ですがコード進行ぐらいであまり寄せてません。。。)
あまり目新しさはありませんが、過去作を削除しリンク切れになっているので
コメント寄せさせて頂きました。
(結構こちらのコメント欄から聴きに来て下さった方もいらっしゃったので)
今後とも記事楽しみにしております。
失礼します。
こんにちはabiko-abio aさん。
返信削除ご連絡ありがとうございます。
八十工って斬新なネーミングです! ぱっと見インパクトあります。
これは個人的な好みですが、女性ボーカルの方が好きなんです。
5曲目が最も好きです。はないちもんめの繰り返しとか。
進行方向別通行区分にさらに寄せる方法として、キーを工夫するのはいかがでしょうか。
楽曲のほとんどは下記のキーで演奏されます。田中さんの手癖かと思います。
・A-major (F#-minor) 例 D E F#m A
・D-major (B-minor) 例 G A Bm D
下記も時おり使われます。
・E-major (C#-minor) 例 A B C#m E
・G-major (E-minor) 例 C D Em G
C調(FGAm)はあまり使われず、
聴かれるのは恫喝内閣のサビくらいかもしれません。
kahoさん
返信削除毎度コメントいただき、恐縮です。
八十工への名称変更については、
前のがずっと気に入ってなかったので、変えてみました。
今回のが気に入って?もらえて幸いです。
キーについてもご助言ありがとうございます。
以前教えて頂いた田中感が出るギターの押さえ方ページをかなりザクっと分析で、
キーはG、メジャー系はadd9、マイナー系はパワーコード(1,5度のみで構成)、
と思っていたのですが、キーは色々あるんですね。。。真面目な人じゃないからな、、、
上記ザックリ分析後、キーをGに変えてみようと思ったのですが、
ボーカロイドの音域(男性)※が異常に狭く(C-Cの2オクターブ)、
どうにもならなくて(絶対音感皆無で、相対音感重視な所もあり)早々に断念した経緯があります。
※iOS版です。
どうも男性ボーカロイドは使いにくいですね。。。
ノーマル状態では違和感抜群で、
ギターアンプ+エフェクター通したりして誤魔化してますが、
それでもなんか気持ち悪いんですよね、、、
恐らくボコーダーバリバリな感じにでもしないと聞けないんだろうなと思ってます。
まあ、そうなると曲調も限られてしまうと思いますが。
ロック系で男性ボーカロイドがうまくいっている曲をご存知でしたら、
お時間ある時にでも紹介いただけると幸いです。
(まあ、女性ボカロも熱唱系とかは難しいんでしょうけど)
プログレ(&サイケ)育ちですが、
ジャンルに限らずPOP(キャッチャー)であること重視なので、
八十工気に入っていただけてとても嬉しく思っています。
kahoさんの記事・コメントは分かりやすく工夫されていていつも感心しております。
長文失礼しました。
abiko-abio aです。
返信削除懲りずに新しいのをアップしました。
(前のもリンク貼り忘れてたので再掲させていただきます。
失礼しました、、、)
「千戒は佃島で」
1 壱千九百八十五三軒茶屋 - 指定方向外進行禁止
2 防災頭巾ちゃん - ネオ東京の夜明け
3 裏防災頭巾ちゃん - 八十工が歌ってみた
4 お目溢し小法師 - 指定方向街進行禁止
5 建国、そして花一匁はじめます - 八十工
https://soundcloud.com/abikoabioa/sets/senkai
「英字新聞暮らし」
1 英字新聞暮らし - 夕儿卜多冫
2 そうだ、地球行こう。 - 夕儿卜多冫
https://soundcloud.com/abikoabioa/sets/eiji
「英字新聞暮らし」ですが、
1はタルトタタンの「ランララン」、Canned Heatの「Going up the Country」辺りの雰囲気をとか思って作り始めたんですが、、、
好きなようにしてたらギターのカントリー風アルペジオとイントロ等のベースぐらいでその辺りの雰囲気はどこかに行ってしまいました。
まあ、好きなように出来たので良いんですが。
2は1をリリースするため、B面ささっと作らなきゃって事で作りました。
特に元ネタ無いんですが、出来上がりを聴くとピアノとかがVampillia風にしたいのかな?と思われそうだなと思いました。
失礼します。
こんにちは。abiko-abio aさん。
返信削除夕儿卜多冫のアグレッシブな字面でちょっと笑ってしまいました。
ジャケットはしょうがないマイラブのカバーですね。だいたいあってます。
やっぱり音源を通して聴くと、真部・田中風というより、
abiko-abio aさんの共通した味がよく出ていると感じます。
ペンタトニックで共通しているとはいえ、扱い方によって
個性的なメロディーが作れるのだと思います。
1.のカントリーギターと、サビのドラムの歯切れ良さが楽しいです。
こういう、リズムパターンがちょっと変わるのいいですね。
2.は肩肘張らない作曲がとても好みです。どことなく切なげで。
Vampilliaな感じもわかりますね。
タルトタタンだとシンキングインザレインのしっとり感もあるように思います。
2の方が好きです。
夕儿卜多冫は1人分だけエフェクトをかけて、2人を描き分けているんでしょうかね。
面白いです。
abiko-abio aです。
返信削除いつも丁寧なコメントありがとうございます。
音源通して聞き直して頂いたみたいで恐縮です。
曲メロ自体は本人達のパクリにならないようにと思って作っているので、
感想嬉しく思います。
1.のサビのドラムですが、
ループ素材(伸縮自在な短い演奏録音素材)をはじめて使ってみました。
ブラシ表現が打ち込めないため使ったのですが、
細かくいじれない等不満もありつつ、とても便利だなと思いました。
2.のAメロは当初、田中・真部コード進行(仮)にうまくハマらず、
ボツにしようかと思っていたものです。(これを変えたら本末転倒シリーズなので、、、)
色々試して、最終的にはバッキングをシンプルで歌メロと融和し過ぎないようなものにし、
メロディを変えずコード進行も死守しました。
この辺りが要因でVampillia感を感じる気がします。
夕儿卜多冫の2人の描き分けはご指摘の通りです。
コーラス側は通話風エフェクト(恐らくコンプレッサーとバンドパスフィルタ)をかけてます。
苦肉の策ですが、まあうまくいってるんじゃないかと思っています。
失礼します。