タルトタタンのアルバム”テトラッド”を買いました。
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タルトタタンは 亀高彩乃 / 小野早稀 のお二人からなる女性ユニットです。
プロデュースは、相対性理論・進行方向別通行区分でもおなじみの
真部脩一 / 西浦謙助のお二人です。
感想です。
・歌が可愛らしい。真部コーラスも M-3, 5, 7, 8, 9 とたくさん聞けて満足。
・M-5,6,7は西浦さん作詞。面白くて驚いた。まさかふたりともナンセンス系とは。
・橋下アンソニーさんのベースでどの曲も2割増くらい良くなってる。
・好きな曲
M-3 「恋するカレンダー」 真部コードと真部サウンド。相対性理論好き向け。
M-6 「鳴門」 ”Ah 酒に飲まれて” という謎の歌詞と唐突な七音音階にやられます。
M-8 「シンキングインザレイン」 落ち着いていて一番好き。
M-9 「epoch making love」 "エポック!"のところのブレイクと気持ちいいエフェクトが魅力。
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以下、最近の真部さんのメロディーラインについての考察です。("Q&Q"以後の作曲)
今までのメロディーは、9割9分ペンタトニックスケールで、
テンション的に配置することで面白みを出していました。
今回は普通のスケールをかなり使っています。おそらく意図的に。
使い方はかなり独特です。
五音音階と七音音階を、モードチェンジのように切り替えて使っています。
例えば
M-1は、Aメロが七音で、サビが五音で、サビ終わりが七音、とパッパッと切り替わります。
M-4,5は、はじめ五音で、サビで七音音階にチェンジ。
どの曲にも同様の仕掛けがあるので、注意深く聴いてみると吉です。
普段ドレミソラーをだけを聴き続けていると、
ファとかシの音が出てくるだけで新鮮に聴こえます。
こういうテクニックを使って印象的なメロディーを作っているんですね。
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しょうがないマイラブ / タルトタタン
この曲は、Aメロ:七音、Bメロ:五音→七音、サビ:五音という構成です。
サビが耳に残るのは、こういうモードチェンジのおかげかも。
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