佐藤雅彦さんと小林賢太郎さんの対談を読みました。
QuickJapan vol.45
以下感想です。
読む前からワクワクする組み合わせ……。
両者の作品は、僕のなかに共通の感覚を生起してくれるので、
対談するとなればきっと面白いだろうと思っていたら、やっぱり面白いです。
両者は、「方法論をデザイン」していることがわかりました。
作品ごとに、作品の作り方を作る。
考え方を考える。
僕が惹かれるのはこういう姿勢だったんですね。
僕の好きな作家を思い返してみれば、
ラヴェルでもクレーでも筒井康隆でも高野文子でも、佐藤雅彦でも小林賢太郎でも、
作り方を作ることで作品を生み出しているのが感じられます。
毎作品が異なる作り方で作られており、作家として底が知れません。
単純に「作品の作り方」であれば、すべての作家が何かしら一家言持っているはずです。
しかし、「作品の作り方の作り方」を分かっている人は、少ないのではないでしょうか。
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ゲームデザイナーで、こういう作り方をしている人はいるかなと考えたのですが、
Nekogamesさんとか。インディーズの方に多そうです。
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あわせてこちらもメモ。
【Reserch】小林賢太郎のコント作品にみられる佐藤雅彦式表現手法について
http://aiwendil.blog.ocn.ne.jp/rahmensiology/2006/09/reserch_5e71.html
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