バンド「集団行動」の初ライブを見てきました。
めちゃ良かったです!
https://www.syudan.com/
集団行動のメンバーは、
齋藤里菜(Vo)・真部脩一(Gt)・西浦謙助(Dr)の三人で、
この日はサポートメンバーでKeyとBaの方がお二人参加されていました。
メンバー募集中だそうです。
以下、ライブレポはどなたかにお任せするとして、
印象を書いてみます。
話半分でどうぞ。
(17/07/05)
アルバム発売されたので、感想を書きました。(褒めました)
■集団行動の1stアルバム『集団行動』を聴こう
(18/02/12) 2ndアルバムの感想はこちらです。(褒めました)
■新しいポップスの形。集団行動2ndアルバム『充分未来』
↓
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集団行動は「あかるくたのしいバンド」でした。良いなー。
真部脩一さん・西浦謙助さんのアングラな側面を
ボーカルの齋藤里菜さんが愛嬌で吹き飛ばしたおかげで
ポップでのびのびした楽団が完成した、って感じです。
齋藤里菜さんの人柄か、不思議な親しみやすさのあるバンド。
「集団行動」というバンド名から、統率の取れた感じを想像していたら
「遠足」の雰囲気でした。楽しい。
みんなで個性だしつつ、あちこち巡りながら、
一緒に目的地でいい景色みて、おいしいご飯食べようという行動ですね。
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7曲ほど演奏していて、どれも真部脩一さん作曲なサウンドでした。
磨いたペンタトニックメロディーを軸に据えて、
いつも以上にスケール外の音もよく馴染んでます。(良すぎます)
真部さんの方法だと、ペンタトニックメロディーに対して
どのコード進行でも付けられるのですが、
集団行動では、より選んで和音付けしている印象がありました。
モーダルインターチェンジ bVI → bVII→I っぽいのがあったような。
よりポップスの王道へ接近している感じです。
ラストサビの半音転調っぽいのも一曲ありました。好き。
一回聴いただけでも印象にのこるフックが多く、
2つの意味での「キラーフレーズ(詞・旋律)」が満載です。
要所要所のフレーズが妙に頭に残ってます。
ミサイルがホーミングするとか、ぐるぐる巻きとか
わたしバレリーナとか、あなた大リーガーとか。
タクシー1メーター何kmとか。
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また、真部曲を、西浦謙助さんが叩くと傑作ができるというジンクスのとおり、
名曲ばっかりになってます。
真部さんの譜割りと西浦さんのリズムって、相乗効果高いです。
ペンタトニックを主体にしたメロディーが続くのに、なぜか飽きません。
各曲のキャラクターがきちんと判別できて、バリエーション豊かに聴こえるのは、
西浦さんのドラムパターンあってこそと思います。
曲中の変化も、曲ごとの変化も。 アレンジの屋台骨です。
この西浦さんの良さって、どういう理屈で来ているんだろう、
そのうち真面目に考えてみたいです。
日本語とか、七五調に溶け込む感じがしますよね。
お互いに表現/演奏能力を磨いて、再び相まみえたのがいい感じです。
演奏が上手すぎました。
関係ないけど好きな動画を貼ります。好き。
■西浦謙助の着ボイスライブラリ
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ボーカル・齋藤里菜さんは、雰囲気がとてもよくて、
23歳にして、憧れの引率の先生な感じが出ています。
こんな方です。
実直に歌が上手いです! 音程感がとても好き。
地声が低くて、音域も広く取れるし、
可愛い声も、弱く抜いた声も、強く張りあげた声も出していました。
ペンタトニックを高らかに歌うのって格好いいなあ。
歌唱力あるので、真部さんの歌謡曲っぽい側面をうまく引き出せるのと、
今まで真部作曲ではあまりやらなかった、分厚いロックな演奏にもハマります。
進行方向別通行区分みたいな激しめのサウンドもあって、楽しい。
あと、個人的にはこれが一番うれしいのですが、
サビの真部さんのコーラスと、齋藤里菜さんの声の感じがとても合ってました。
良い男女ボーカルが聴けるのがほんと幸せ。
おそらく、音源化された場合には
齋藤里菜さんの多重録音のコーラスも付くと思うので、期待してしまいます。
声質的に、綺麗にハモる予感がします。
*
サウンド的には、飛び道具・出オチなしで、どポップな音になっており、
メンバー1人1人の演奏能力でいい曲つくろうという姿勢がいいですね。
(飛び道具があるとすれば、齋藤里菜さんがとびきり美人というところ)
今日聴いたなかだと、3曲めの「東京ミシュラン24時~」って曲がいちばん好き。
齋藤さんが楽しげに料理している雰囲気でした。
「おーいしかったらまた来てね♪」
こういうしょうもな可愛い曲を書かせたら世界一と思います。
あまりにも名曲だったので、聴いてて笑いながら涙腺ゆるみました。
ビクターのCONNECTONEというレーベルからメジャーデビューするらしいです。
6/28に1stアルバムが決まっているとか。うれしー。
CONNECTONE
http://www.jvcmusic.co.jp/connectone/#art
なんて強いメンツ。ぼくのりりっくのぼうよみさんがいる!
Sympathyと真部脩一さんが同じレーベルっていいなあ。
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(170520追記)
radikoで録って一日中聴いてます。
やっぱりバンドサウンド(=西浦サウンド)はすばらしいですね。
この曲だと、サビ後の「あなたがみえない」のところが好き。
のんびりしたリズムのあと、
みんなで「てってれっててってれってれー」が超かっこいいです。
齋藤里菜さんのボーカルは、真部フェチシズムがさく裂するような
ヘタウマ可愛い自然体な仕上がりになっていますね。
このピッチ感が好き。
ケレン味ゼロで、変な歌詞もすっと入ってきます。
ラジオ音源だと細かいコーラスまで聴きにくいけれど、綺麗で良さそう。
はやくCD音源で聴きたいですね。
ベースが旋律的に動いて、まるでギターのような感触がします。
たぶん真部さんの演奏だと思いますが、
The Sea and Cakeのベース(エリック・クラリッジ)みたいです。メチャ好き!
メンバー次第で真部さんベース専任もありだと思ってしまいます。
この独特なベースの作り方にも表れていますが、
ギターもシンセもそれぞれ独自のフレーズを奏でていて、
とても「ポリフォニック(多声的)」なサウンドに聴こえました。
(何回聴いても全貌がわからないくらい、たくさんのフレーズに溢れています)
各人がポリフォニックに楽しく遊びまわって、
キメ・テーマメロのところでモノフォニックにピタッと合わせる。
こういうところが「集団行動」って感じかもしれません。
一曲だけではわかりませんが、なんだか素敵で期待できるコンセプトです。
引き続き、メンバー募集中だそうです。
条件が「集団行動のできる方」らしいのですが、
楽曲のコンセプトからいうと、単にみんなに合わせるより
「自分の旋律が作れて、ここぞというところで一緒にキメを作れるひと」
が良いのかなと思いました。
今のメンバーでも完成されている感じしますが、
パートが増えれば、より多層的な仕上がりになって
予想もしないような面白い音ができそうですね。楽しみ。
※
過去記事です。
・真部脩一(ex. 相対性理論) のペンタトニックスケールを解析してみよう
デビューしたら加筆修正できますね。
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