大好きな映像作品を2つメモ。
Nobody Beats the Drum「Grindin'」
Garri Bardine「Conflict」(Music:Gruff Rhys「Just War」)
■映像:Rogier van der Zwaag
音楽:Nobody Beats the Drum「Grindin'」CGではなく、コマ撮りアニメーションです。信じられない。
命を削って作っているのが如実に感じられます。
感動して鼻血が出そうになる。
動きと音が完全に連動していて、ゲームじゃないのにインタラクティブ性を感じます。
身体が能動的に反応する感覚。
こんなゲームが遊んでみたいなあ。
■映像:Garri Bardine「Conflict」
音楽:Gruff Rhys「Just War」
1983年のGarri Bardineの映像に、現代のポップスを載せています。
作曲者のGruff Rhysは、英ロックバンド Super Furry Animalsのフロントマン。
茶目っ気のある歌い方や、やけに明るいメジャーコードが、凄惨な映像を引き立てています。
*
これを観ると、カート・ヴォネガットJr.の「スローターハウス5」という小説を思い出します。
カート・ヴォネガットは、戦争や死について、
「そういうものだ(So it goes.)」
と、ユーモラスに言い切っていました。
戦争の耐え難い重さを表現するためには、
むしろ軽やかでユーモラスな言い回しが、その手立てになったのでしょう。
イタロ・カルヴィーノも「軽さ」を重視していました。
上記の映像も、
重い題材と、軽やかなメジャーコードとの対比が格別似合っているなあ、と感じられます。
マッチという日常品を選んだのも効果的ですね。
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