2020/01/01

懐古的で美しい洋楽ポップス25曲【サブスクプレイリスト】 (20/01/01)

こんにちは!
今回は「懐古的で美しい洋楽ポップス」をお送りします。
Spotify, Apple Musicのプレイリストです。

過去の名曲を思い起こさせるような美しい楽曲を選びました。
普段洋楽を聴かない方にも、親しみやすい曲調が多いと思います。
The Beatles、The Beach Boys、Queen、Steely Danっぽい曲や、
ソフトロックっぽいものなど、色々です。

元ネタ想像しながら聴いてみると楽しいです。
お時間あるときにぜひ耳を傾けてみて下さい。

■懐古的で美しい洋楽ポップス25曲
■Spotify


■Apple Music


以下、簡単な紹介です。(曲タイトルからYouTubeなどに飛びます)


1.  Brian Wilson「The Like In I Love You
 (作曲:Brian Wilson, George Gershwin)
ガーシュウィンの楽曲の断片をブライアン・ウィルソンが完成させた曲。
世界一好きなメロディーです。この曲と出会えてよかったといつも思います。
めっちゃいい……
簡単なのに、なぜこんなにも心動かされるのか不思議です。


2.  Fitness Forever「Albertone
 (作曲:Gaetano Scognamiglio)
イタリアのバンドFitness Foreverがつくる、のんびり口笛ソングです。
アレンジ上品で綺麗ですよね。0:48- ストリングスが見事で鳥肌立ちます。
0:12- Fitness Foreverは#IVmb5 の和音の扱いに愛を感じます。
アルバム通していっぱい登場します。


3.  The Lemon Twigs「The Lesson
 (作曲:Michael D'Addario, Brian D'Addario)
めっちゃいい曲! 2018年のアルバムでこういう曲が聴けて嬉しいです。
一つ一つの和音とかベースの動きとか、惚れ惚れして聴き返しています。
0:22- ずっとピアノが歌にハモっているんですよね。好き。
発表当時で21歳、19歳の兄弟がつくったとは思えず、巧みな作品です。


4.  The Blood Rush Hour「What Does It Take
 (作曲:Robert DeStefano)
魅力的な旋律が惜しげもなく溢れます。この方のアイデア底なしですね。
1:56- 謎和音はVaug7(9)(ホールトーン)で、変てこかわいい。
歌・コーラスはThe Sonic Executive SessionsのChristian Phillipsが担当。
2:36- あまりにも美しいコーラス。大好きなボーカルです。


5.  Paul Steel「Last Guilt Trip
 (作曲:Paul Steel)
名曲ポップスのエッセンスをぎゅっと詰め込めるポール・スティール。
アルバムで聴くと、一曲一曲が憑依芸のようで、
作者がころころ変わっていくように錯覚してしまいます。おすすめ。
0:49- こんなに変てこなコードでサビを彩るところに惹かれます。


6.  Brent Cash「Everything That's Grey
 (作曲:Brent Cash)
短いなかに工夫が詰まった美しい曲。コーラスも綺麗。
0:58- こんなタイミングで半音上に転調してびっくりしたら、
1:25- での半音下への戻り方にびっくり。半音上げにしか聞こえないのに…
異次元の転調方法です。※1 


7.  Jukebox The Ghost「Jumpstarted
 (作曲:Ben Thornewill)
冒頭のコーラスから期待感たっぷりで、展開も多くて飽きない曲です。
0:23- 32分音符の早いアルペジオが入って徐々に盛り上がります。
1:20 でシンセが加わったアルペジオがさらにカッコいい。
3:51-からのアカペラパートも綺麗。


8.  jeremy messersmith「All the Cool Girls
 (作曲:jeremy messersmith)
イントロのフレーズが「ドレミファソラシド」で始まります。ワクワクしますね。
4拍めにアクセントがあるリズムが好き。
1:54-からの厚いハーモニーが綺麗。2:03で長二度上転調して、
2:32-で駄目押しの長二度上転調が重なります。鮮やか。


9. The High Llamas「Fly Baby, Fly
 (作曲:Sean O'Hagan)
ハイラマズ好きです。どの曲も、強いサビがあるわけではないのですが、
延々と美しいハーモニーが続くので、延々と聴いてしまいます。
転調多めで本来は難しいのですが、優しい聴き心地にデザインされていますね。
フライ・ベイビー・フライの繰り返しはキャッチー。


10. Monkey House「Nine O'Clock Friday」
 (作曲:Don Breithaupt)
この和音選びだと影響元もわかりやすいですね。かっこいい。
アレンジ・ミックスが綺麗でお手本のような曲です。
冒頭はリディアンb7スケールで怪しげ。癖になりますね。
2:50-からの長い間奏は、見事な演奏でずっと聴きたくなります。


11. She & Him「In the Sun
 (作曲:Zooey Deschanel)
魅力的なイントロのリフから、優しい女性ボーカルが気持ちいいです。
0:27-のメロディーラインいいですねー。ツボです。
2:03-から、1分近くリフを繰り返しつつギターソロで盛り上がります。
こういうミニマルな作り方が好き。


12. Ardhito Pramono「superstar
 (作曲:Ardhito Pramono)
先日もご紹介したインドネシアのArdhito Pramonoです。
若々しさも円熟味もある魅力的な曲。丁寧なアレンジが素晴らしいです。
0:48- Bメロの感じが好きなんですよね。
古風なサウンドながら、歌詞に「instagram」とか入ってて今風なところも。


13. Ryan Lerman「Laugh About Your Problems」
 (作曲:Ryan Lerman)
ちょっとタメのあるシャッフルのリズムがお気に入りの曲です。
部分転調多めの作曲が楽しいですね。かなり凝ってます。
0:45- 部分転調のなかを縫っていくメロディが綺麗です。
2:37- ここで長二度上転調してさらに盛り上がります。


14. Willie Wisely「Through Any Window - OXOX Mix
 (作曲:Willie Wisely)
この曲は、ギターと歌の特にシンプルな曲なのですが、
懐かしげで説得力のあるメロディに惹かれて選曲しました。名曲を感じます。
1:36- から新しいパートが始まって、
1:56- でシームレスにサビに移行するのも美しいですね。


15. David Myhr「Spellbound
 (作曲:David Myhr)
どの曲もポップで聴きやすいDavid Myhr。説明いらずで楽しい曲ですね。
イントロのトランペットからワクワクします。
2:21- からの展開が好き。部分転調もシンプルで美しいです。
2:36- が特に好き。ベースの動きが気持ちいいですね。


16. Jake and Abe「It's Easy
 (作曲:Abraham Rounds, Jacob Sherman)
Jake Sherman と Abe Roundsの2人組グループ。めっちゃいいですね。
(Jake Shermanのファンなので知りました)
ハモリも綺麗だし、落ち着いた曲調がたまらないです。
1:16- ここのシンセアレンジがいかにもJake Shermanらしくて可愛い。


17. Foxygen「Avalon
 (作曲:Jonathan Rado, Sam France)
イントロからメロメロになります。こういう曲調良いですよねー。
テンポもアレンジもころころと変わり、聴き手を飽きさせない工夫いっぱい。
1:23- からの間奏が最高に好きなのでぜひ聞いてみてください。
スーパーマリオのテンポアップみたいなわちゃわちゃ感。楽器も多くて楽しい。


18. The Divine Comedy「I Joined The Foreign Legions(To Forget)
 (作曲:Neil Hannon)
ゆったりと跳ねるリズムが美しいです。
「ミ」と「シ」のフレーズで一点突破する、魅力的な楽曲ですね。
0:51  ミーシミシーミーシー  \シーミシミーシーミー/
これだけで綺麗なメロディになってしまうのですね。うっとりします。


19. Mamas Gun「You Make My Life A Better Place
 (作曲:Andy Platts, Conner Reeves)
ファンキーで温かい音楽。こちらも名曲の感じありますね。
シンプルな作りの中にこだわりが詰まっています。
1:33-  2回めサビがオクターブユニゾンになっているの良いですね。
2:48-の処理も格好いい。王道の中のひねりが綺麗です。


20. Giorgio Tuma「Innocenza Cetra
 (作曲:Giorgio Tuma)
イントロから強烈なノスタルジーに駆られる曲です。聴くたびドキッとします。
男女のささやくような歌唱が切なげ。
中盤の1:52- から最後まで、同じフレーズが繰り返されます。
徐々にフルートやコーラスが寄り添ってきて静かに終わります。


21. Louis Cole「Things
 (作曲:Giorgio Tuma)
ルイスコール、いつも素敵な曲を書かれます。
0:45-サビは、ベースに対してMajor7thか7thにメロディが置かれ,
シンプルながら美しい響きになっていますね。
2:59-から、ごちゃごちゃしていて綺麗。不思議な感覚です。


22. Rex Orange County「Always
 (作曲:Rex Orange County, Ben Baptie)
2019年の新アルバムから。お若いのに流石。。
簡素に見えて、0:56-や1:50- で綺麗なブラスセクションが入ったり、
丁寧なアレンジがたまらないです。
1:53- 2番のアレンジも大胆に変えてありますね。アイデア満載。


23. Super Furry Animals「Hello Sunshine
 (作曲:Super Furry Animals)
展開もメロディーも演奏もシンプルで、なぜか心に残る音楽。
メロディ音域も低めで狭めで、一緒に歌いたくなりますね。
グリフ・リースの歌声も、癖あって魅力的です。
1:17- サビの三声ハモリが凝っててとても綺麗。


24. Rufus Wainwright「Release The Stars
 (作曲:Rufus Wainwright)
しっとり静かな曲かと思いきや、音の圧力に溺れてしまう力作です。
1:40- サビ前の上行フレーズの盛り上がりがめちゃ気持ちいいですよね。
サビの過剰なくらいのサービス心がたまらないです。
逆に、曲終わりの一音だけ静かなマイナーコードになっているのも美しいですね。


25. Kai Danzberg, Roger Joseph Manning Jr.「Turn Away
 (作曲:Kai Danzberg, Dana Countryman)
なんていい曲なんだろう……。涙腺緩みます。
このプレイリスト作るときに見つけたのですが、胸を撃ち抜かれました。
和音とか、メロディーとか、アレンジとか、自分の好みにぴったりです。
1:30- サビ聴いた瞬間、これだ! って思いました。感動しました。

strawberry recordの「GRETEL」と似た感触があるんですよね。
こういう曲大好きです。




以上、お気に入りの25曲を紹介しました。
ちょうどいいバランスでプレイリストが作れたので満足です。
今年ものんびり更新したいと思います。


※1  Brent Cash「Everything That's Grey」の補足

1:20-
VIm   I/V   #IVm7b5   bVII/IV   VII/#IV   VII
                                (半音上転調っぽい)
と並べると、
半音上転調の効果を使って、半音下(VII)に転調できるんですね。
聴感上は半音上転調にしか聞こえないので、凄い技術です。


***
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