2014/04/23

増渕裕二さんのグッとくる佳曲

増渕裕二さんはバンダイナムコの音楽担当の方。
太鼓の達人など、ゲーム音楽を作っておられます。

変拍子の交じる複雑なリズム、とんでもなく凝ったコードワークが特徴です。
どの曲を聞いても、本気のプログレ愛が伝わってきます。すごい。
べた褒めしたくなりました。
プログレ好きな方、凝った音楽が好きな方、
キリンジ・Lamp好きな方はキュンとくるかも。

(追記140426・ねこくじらの貴重な本人解説ページがあったので付記)



■佐藤美香 - ねこくじら
面白くて感動します……。この曲が一番好き。
これだけ凝った編曲に、素朴な歌声がうまくはまる。
難しい展開に見えて、ここぞのところに甘いコードが差し込まれるバランス。
ジャンルを越境する音楽です。

(追記・140426)
太鼓の達人公式ブログから。
・「ねこくじら」制作秘話
http://taikoblog.namco-ch.net/blog/2009/05/post_100.html

曲として出来上がっていく過程が、音源付きで載っています。
1日めでイントロ/Aメロ/サビが完成形なのに驚き。編曲もほぼ出来てる。

僕もねこくじらを聴いて、イントロとサビが抜群に良い!と思われたので、
やはり初期の着想が大事なんですね。



■石川ひろみ - 恋の稲刈り

いい曲だなあ……。ビューティフル塊魂のBGM。
節々でめちゃめちゃ面白いコードが楽しめます。
冒頭の歯切れのよいドラムだけでわくわくしてしまう。



変拍子で、ゲーム音楽風アレンジで、変な歌い方!
ツボすぎる。
無茶苦茶やってても、きっちりポップに着地するのがすばらしい。
なんだかポップスの新しい可能性を感じます。


■佐藤美香 - クレーン・シティ

イントロのフレーズから心が掴まれます。
渋谷系の疾走感あるコードと、変化に富んだリズムパターンが交じり合う超かっこいい曲。
ドラムが素晴らしすぎる。
感情を込め過ぎないボーカルも、浮遊感があってとても好みです。


■モーリス・ラヴェル - クープランの墓(編曲:増渕裕二)
原曲への愛が詰まってて大好き!
プレリュードとフォルラーヌの2曲をブレンドしています。繋ぎ目がわからないくらい。
増渕さんのドラムパターンが、原曲の良さを生かしつつリズムを生んでいます。
感動的。



増渕裕二さんや神前暁さんなど、バンダイナムコ系譜の作曲家がいまの好みに合います。
そういえば、堀込高樹さんもそうでした。
さらに周辺を深堀りして聴いてみたいです。


(追記)

こんな記事を書きました。

■バンダイナムコのおしゃれで素敵なボーカル名曲集
http://kaho-ss.blogspot.jp/2014/09/blog-post_21.html

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