2012/01/18

フリーゲーム紹介 「throughport」

ぜひ紹介したいと思っていて延び延びになってましたが、
「throughport」という作品を紹介します。
なんと2画面テレポートパズルです!

http://elllia.altervista.org/port.html  ページ下部のDownload~ からどうぞ。


*

Stavrosさんというイタリアの方の作品です。
この作品が投稿されている掲示板でのコメントによると、
僕の前作「テレポー塔」が短くて易しめだったので、システムを応用して作ってくださった、という感じでしょうか。
とても嬉しいです。

そもそもゲーム作りは「自分の遊びたい理想のゲーム」を思い描いて作っていくわけですが、
実際、制作者本人がそのゲームを真に楽しむことはできません。
攻略法を知ってるので……。

なので、「Throughport」のような似て非なる作品は、
僕が遊びたかったゲームを一から遊ばせてくれます。嬉しい!

------------------------------

●操作方法
→←で移動
↑でジャンプ
T でテレポート
Space 押しながら ESC  で終了 これだけ難しいので注意です。

------------------------------

これを遊ぶと、同ネタでもホントに色々なデザインが可能なのだなと思います。

大きな違いとして、テレポート中の「ウェイト(待機時間)」がありますね。
プレイヤーに思考する時間を与えます。
これ、僕も入れるかどうかとても迷いました。
同ネタのMighty flip champでもTime fcukでもウェイトが採用されてますね。

僕の場合は、慣性の持ち越しを優先して、ウェイト無しになりました。
Portalや斑鳩が元ネタだったので、こちらの遊び心地を真似たかったんです。

2012/01/16

筒井康隆さんの話になると長文を書きたくなる病

筒井康隆さんの小説についてメモ。


新作について15

新作ゲームのため、数学やらパズルやら絵画やらの書籍をあたって
ネタ作りをしてます。

「トポロジカル宇宙」根上生也 著   という本を読んで、
「空間のねじれた流れ」という考え方がゲーム的にありかも、と思いました。

空間をねじる、という操作はセカンドアイデアとして行けそうな気がする。
ぼんやりと全体像が見えたかも。

*

ビジネスを度外視して、ゲームそのものの出来を考えたとき、
以下の4つをどれだけ担保できているかがゲームの価値を決めると考えてます。

1. 新しさ
2. 楽しさ
3. ルールの単純さ
4. ゲームの多様さ

1と2は、ゲームを芸術媒体として捉えた場合。
3と4は、ゲームを数理モデルとして捉えた場合。
単純な公理系(ゲームルール)から、無数の定理(盤面・ステージ)が生まれるのが理想的です。

人によってどこを重視して作るか/遊ぶかが異なるので、本当に多様なゲーム形態が生まれます。

僕は最低限1と3を担保したい、と思って作ってます。
2と4はいわゆる「レベルデザイン」の領域で、経験が大きくものを言いますね。
まだまだ苦手です……。

上記のように、ゲームは芸術と科学の融合領域なので、
あらゆる芸術や学問がゲームの守備範囲になります。
そう考えれば、ネタ切れの心配はないはず。 きっと。

2012/01/11

2011年のベストゲーム

2011年は「Portal 2」「みんなのリズム天国」が素晴らしかったです。

Portal 2は、絶対に外さないぞ!という制作者の気負いが、とても良い方向に作用していると思いました。
期待通り楽しめました。

みんなのリズム天国は、老若男女を問わず楽しめることは周知の通りですが、
是非、コアゲーマーに遊んで欲しい作品です。

*

「リズム天国」は、すべての音楽ゲームの中で一番面白いと思ってます。
次点は「パラッパラッパー」です。

これらのゲームは、ミスしたときの演出が良いですね。
タイミングがずれると、キャラクターが露骨にイヤな顔をしたり、マヌケな音が出たりする。
あなた、間違ってますよ!のフィードバックがきちんと返ってきて嬉しくなります。

もちろん、上手くいったときはなお嬉しく、音楽にカチッとハマる感触がたまりません。

*

リズム天国は、最近の音楽ゲームと比べるには勿体無い作品です。

最近、アリモノの音楽に合わせて、ナリモノを鳴らすゲーム がいくつか登場しています。
音楽だけで閉じているし、ゲームだけで閉じている作品です。

もちろん、音楽の楽しさ、ゲームの楽しさはそれぞれ担保されていますが、
そこに、ゲームの発展はあまり感じられません。

リズム天国は、「作曲がゲームデザインと直結している」点が優れています。
音楽のなかに「ゲームルール」が押し込まれている。

そのため、音楽ないしゲームだけでは達成できない、あの独特な面白みが生まれています。