2018/08/16

気になるポップ・ミュージック (18/08/16)

お盆ですね。ステキな音楽をならべます。

1. Bruno Pernadas - Spaceway 70
2. Bruno Pernadas - Valley in the Ocean
3. Carol Panesi & Grupo - Forró do Marajó part. Hermeto Pascoal
4. Carol Panesi & Grupo - Meu Primeiro Frevo
5. Max Ox - Pink House
6. Harmolodic String Band - Free
7. にゃーろんず - After The Rain
8. 集団行動 - ティーチャー?
9. Urakami Kevin (浦上ケビン) - Sparkle(山下達郎アカペラカバー)
10. Urakami Kevin(浦上ケビン) - 「ふるさと」リハモ&アレンジの過程
11. Mocky feat Nia Andrews - Stop Time
12. Mocky - Exception to the Rule


■1. Bruno Pernadas - Spaceway 70

ポルトガルのブルーノ・ペルナーダス。ものすごく好みでドキドキします。
ハイ・ラマズとかスフィアン・スティーブンスが好きな方にお勧めです。
アルバムが良くて良くて……。

シンプルな繰り返しで始まるのですが、徐々にアイデアが湧き出します。
1:19-一拍あけてのオンコードとか、1:35-のキメとかカッコいいです。
0:00-で提示される5拍子リフ(てれってって・てーてー)が
2:57、4:19にボーカルで再現されるのも大好きです。

4:50-5:12 で徐々にスケールが崩れていくところも良いですね……
リピートの積み重ねで組んでいくのが好きで、ずっと聴けます。

以下続きます。



■2. Bruno Pernadas - Valley in the Ocean

大好きな音作りで興奮してしまいます。
この曲は、0:33-からの盛り上がり、0:47の \プヮー/ が最高です。
あまりに絶妙な音色で、どうやって思いついたんでしょう。
3:01-のちょっと怪しげなコーラスも鳥肌立ちます。
7分近い曲ですが、どの箇所も新鮮に響いて、理想の音楽です。

知ってる中だと、Fitness Foreverが雰囲気近いかもしれません。
とてもおすすめです。


■3. Carol Panesi & Grupo - Forró do Marajó part. Hermeto Pascoal

ブラジルの女性マルチプレイヤー、カロル・パネッシ。好き!
それもそのはずで、エルメート・パスコアールやイチベレ・ツヴァルギの
直系のお弟子さんだそうです。
ポップス心・エンタメ心が受け継がれて進化していますね。
こちらのhidesumi yoshimotoさんのつぶやきで知りました。
https://twitter.com/hidesumix/status/1025390268948705281

1:22- バイオリニストが自分でボーカルも担当する発想がなかったです……。
1:45- パスコアールがソロパート演奏。かっこいい! オケも相性抜群です。


■4. Carol Panesi & Grupo - Meu Primeiro Frevo

こちらは、0:00-トランペット、1:02-フリューゲルホルン、
1:30-ヴァイオリン+歌 でマルチに演奏されています。凄い!
弦アレンジも素晴らしいです。
先輩方に比べてメロディーが甘々なところが好きです。

ラスト2:25-でテンポアップする構成もパスコアール節ですね!
わちゃわちゃ感。


■5. Max Ox - Pink House

先日もご紹介したJacob Mannの別プロジェクト Max Oxです。
作曲もMVもご自身で手掛けられています。

0:34- このテーマメロがツボです。
Jacob Mannのフレーズってどれも可愛いですね! ニコニコしちゃいます。
2:14からはテーマの連続でフェードアウトします。

音楽家が手掛けたMVって、なんでこんなに音楽っぽいんでしょうか。
音ハメが完璧で、棒人間なのに的確に演奏しているように見えてきます。


■6. Harmolodic String Band - Free

作曲・演奏ではないですが、Jacob Mannが作ったMVをご紹介します。
Ornette Colemanの「Free」をカバーした作品です。
原曲はこちらです

イントロのテーマ、音もMVもカワイイ!
カワイイ棒人間のおかげで、フリージャズの響きも親しみやすく感じます。
Jacobさん、音楽の解釈が完璧ですよね。曲の聴きどころが伝わります。
0:49-の  \キャー/ とか  2:18 二重奏のダンスとか。
こんな風に音楽を聴けたらいいなと思います。


■7. にゃーろんず - After The Rain

コメントでご紹介いただいた、にゃーろんずです。
chikaさんの可愛いボーカルに、bassyさんの可愛いシンセ。
この新曲とても好みでした。
1:20、2:41の2段階で半音上転調します。めちゃ効果的。

真部脩一さん・やくしまるえつこさんの良いところを踏襲しつつ、
シンセ主体の音使いでオリジナリティが感じられます。
サビの「ピッチピッチチャップチャップ」の引用とかいいですよね。


■8. 集団行動 - ティーチャー?

集団行動の新曲です。作詞作曲は真部脩一さん。
ベースのミッチーさんが正式加入しましたね。嬉しい。

この曲は、集団行動デビューライブの時にはすでにお披露目されていたので、
念願の音源化になりますね。
・0:29- がサビなのですが、コードワークが「小室進行(6451)」になってます。
 真部脩一さんが使うのはとても珍しいです。
・続く0:40- のサビ2では、いつもの「王道進行(4536)」で盛り上げています。
 6451をジャブに使って、4536で本筋に引き込む構成です。好き。

LINE LIVEでの集団行動生放送で、ドラム西浦謙助さんが
「真部サウンドの魅力は清潔感」と言われていました。めちゃ的確です!
真部曲って、シュッとしてます。
(逆に、先輩の進行方向別通行区分・古都の夕べの田中サウンドは、
鋭く汚した和音に魅力を感じます)


■9. Urakami Kevin (浦上ケビン) - Sparkle(山下達郎アカペラカバー)

浦上ケビン(Urakami Kevin)さん。凄い方知りました。
大学生宅録ミュージシャンの方だそうです。
このわからん和声たまらないですね。ほんとジェイコブ・コリアーみたいです。
アカペラといいつつ1:41-のピアノも超カッコいいですよね。
(「大学生」の概念がくずれます……)

浦上さん、活動され始めたばかりで
オリジナルのフル音源などはまだ公開されていないようですが、
今後北園みなみさんのように流行りそうな気がしますね。
早耳の方は、ぜひぜひチェックしてみてください。


■10. Urakami Kevin(浦上ケビン) - 「ふるさと」リハモ&アレンジの過程

同じく浦上さんの楽しい動画。唱歌「ふるさと」のリハーモナイズ講座です。
作編曲能力がありすぎる方ですね!

0:00- コード打ち込み
  0:00- パターンA 「素直なポップス風」
  0:50- パターンB 「ペダルノート多用バージョン」
  1:36- パターンC 「ややゴリゴリに凝ったバージョン」
2:23- コーラスを録音
3:14- 楽器を追加
4:00- ボーカルを入れて完成

完成した4:00-を聴いてみると、凄くて笑っちゃいます。
作曲技術と並んで、声も魅力的ですよね。
ふるさと完成版だけの動画はこちらにありました


■11. Mocky feat Nia Andrews - Stop Time

カナダのモッキー。軽快な音作りで惚れました。
高音楽器がころころ転がる感じが優しげで好きです。胸キュンサウンド。

1:07- サビ Stop Time の繰り返し良いですね。
MVに日本語訳がついていて、ぜひ日本で聴かれるといいなと思います。
Amaimono(sweet things)」という日本語タイトル曲もありました。
甘いもの。


■12. Mocky - Exception to the Rule

こちらも口元緩んじゃう優しいサウンド。高音が素敵。
0:31- サビ「Tell me will you still be♪」の上行がキラキラしてます。
なんていい曲なんだろう……。アウトロの2:41-の弦も綺麗。

シンプルで美しいメロディーの反復。聴いてるとあったかい気持ちになります。
他の曲も粒ぞろいで、モッキーさんツボです。


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