2013/03/28

パズル制作 - 単純化の作法

制作が進まないのは、
企画が悪いせいだ。

と思い、製作中のパズルゲームの、ルールを再検討した。







思い切ってルールの2/3をカットしてみると、
実はこれでも機能することが分かった。

こんなに単純化していいんだ
というより
こんなに単純化しなきゃいけなかったんだ!

自分では綺麗なルールだと思っていたけど、
正味、7割がた不要だった。
嘘みたいな話だ。

結果、びっくりするくらい単純なルールになった。
平易なアイデアなので、初出なのか心配だ。



以前にも、同じ事があったので再度メモ。

創作に関する備忘録
http://kaho-ss.blogspot.jp/2012/01/blog-post_24.html

備忘録なのに忘れていました。念を入れて追記。

①ルールが複雑でないか

1.1 自分がしっくりきているルールは、難しすぎる。
   自分が心配になるほど安直なルールが、丁度よい。

1.2 そのルールについて数ヶ月考えぬいた制作者と、
   そのルールに初めて触れるプレイヤーとでは、
   ルール・難易度の印象が大きく異なる。

1.3 ルールは、勝手に単純化されることはない。
   何もしなければ複雑化していく。
   だから、意識的に単純さをオーバーデザインしなければいけない。
   味付けを濃くするのは簡単だが、
   味付けを薄めるのは大変だ。

1.4 作者が複雑さや奥深さを作ってはいけない。
   高度に単純化されたルールがあれば、複雑さは勝手に生まれてくるし、
   ステージデザインも勝手に生まれてくる。

1.5 そのうち誰かが思いつきそう、既にやってそう、なアイデアほど良い。
   「ありそうでないもの」は相手に伝わりやすい。

1.6 努力すればするほど、努力の跡を消すことができる。
   努力が足りなければ、努力の跡が残ってしまう。

2 件のコメント:

  1. 俺は架歩さんの作るゲームは楽しみなので
    結構楽しみですw
    簡単かつ面白いとなると難しくなりますものね・・・
    ルールが多いとそれだけまた仕上げるまで時間もかかっちゃいますし。
    視聴者の操作も考えると難易度設定とかも取り入れたいですねw
    まあ次回のゲームも期待してます(*´∀`*)v頑張ってくださいw

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  2. こんにちは。ソラテンさん。
    ご期待にそえるよう頑張ります。

    「単純なのに面白い」ということばを、
    「単純だから面白い」ということばに変えていきたいですね。

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