Orangeadeの新譜が12/26でますね。うれしい~
https://tower.jp/item/4831129/Broccoli-is-Here
→12/27追記 聴きました。なにこれ!!
聴いてて「自分のために書かれた音楽」と錯覚してしまいました。
好き。
1. The 8-Bit Big Band - Lonely Rolling Star (Big Band Jazz Version)
2. The 8-Bit Big Band - Ⅼet's Play - Super Mario Bros. LIVE
3. Red Hands - Your Will
4. ONEW - Sign
5. 長谷川白紙 - 草木
6. Paul Steel - Last Guilt Trip
7. Paul Steel - Island in the Sky
8. キイチビール&ザ・ホーリーティッツ - たまらない夜
9. キイチビール&ザ・ホーリーティッツ - パウエル
10. Dani & Debora Gurgel Quarteto - Danceio
11. Big Thief - Paul
12. 放課後ティータイム - おはよう、またあした
13. モダーン今夜 - クラウン
14. Thundercat - Bus In These Streets
15. Lamp - 冷ややかな情景
16. The Divine Comedy - Funny Peculiar
■1. The 8-Bit Big Band - Lonely Rolling Star (Big Band Jazz Version)
The 8-Bit Big Bandは、ゲーム音楽をビッグバンドでカバーするという
Charlie Rosen氏のプロジェクトです。
1stアルバムで、マリオやゼルダの近藤浩治さん作品に並んで、
なんと塊魂シリーズのBGM「Lonely Rolling Star」を選曲しています。
原曲の作者は、バンダイナムコの矢野義人さん。
知名度を考えると他の選択肢もいっぱいあるだろうと思うのですが、
この曲を選んだところに全幅の信頼を置きたいです。
矢野さんのメロディ聴くとなぜかうるっとくるのですよね。大好き。
■関連記事:私的な泣ける曲リスト
https://kaho-ss.blogspot.com/2015/11/blog-post_24.html
*
原曲リスペクトがいっぱい詰まっているのが伝わります。
8-bitシンセも入れて、日本語歌唱もちゃんと入ってます。
ボーカルの方も、原曲に合わせて平坦な素朴な歌い方。
MVみてるだけでも楽しくて、歌詞を塊にしていく発想がキュートですね。
ちゃんと小さなものから飲み込んで、最後にはちゃんと星になります。
アレンジも、原曲の切なげな和音を生かした素晴らしい仕上がりです。
3:33- 「ためいきがひとつ」→てれれてれれてれれてれれ のところ、
原曲の通り三連符の刻みに感動してしまいます。
4:32- ラストサビの裏で聴こえる、塊魂のテーマが泣けちゃいます。
原曲では、アウトロだけで使われるテーマですが、
上手くラストサビに組み込んだのですね。
以下続きます。
↓
*
■2. The 8-Bit Big Band - Ⅼet's Play - Super Mario Bros. LIVE
スーパーマリオブラザーズのBGMをアテレコ(風)で演奏しています。
Charlie Rosenは凄腕アレンジャーですね!
どの面も同じアレンジの繰り返しは一切なく、惜しげもなく新しい展開を
盛り込んでいきます。
6分半聴いててずっと幸せ。
1機失った後の2:15-の地下面アレンジがめちゃかっこいい!
3:46- 水中面も三拍子美しすぎてドキドキします。
6:19- ラストもちょっとゲームオーバーの旋律が入って感動します。
*
この他、ポケモンセンターのBGMとか、めちゃめちゃ上品でかわいいです。
https://www.youtube.com/watch?v=4TZrdVsSjzg
■3. Red Hands - Your Will
ゴスペル、ソウル、ファンク風味の入り混じる魅力的な音ですね。
0:13- Aメロはシンプルな中に揺れるグルーヴが気持ちいいです。
0:58- Bメロのラララが意外でドキッとします! ここめちゃ好きです。
1:09- サビが可愛い~音作り。ポップでたまらないです。
2:09- 2回目のサビ、音数増えて特に素晴らしいですね。
ユニゾンの感じがゴスペル風で超かっこいいです。
■4. ONEW - Sign
作曲はMonotree・ファンヒョン。
0:47 サビいいですねー。コードの半音の動きがいっぱいで、誰の作曲かわかります。
2:00- 意外なクラリネットソロ。とりあわせ良いです。
0:47 サビいいですねー。コードの半音の動きがいっぱいで、誰の作曲かわかります。
2:00- 意外なクラリネットソロ。とりあわせ良いです。
2:21- ラストサビで四つ打ちするの、同作者のMy Afternoon - Off Roadでも
つかわれていましたね。得意技です。
つかわれていましたね。得意技です。
■関連記事:MonoTreeファンヒョンの傑作ポップスを聴いてみよう
https://kaho-ss.blogspot.com/2018/07/monotree.html
0:23- こういう半音の組み方、ファンヒョンさんらしくて素敵です。
https://kaho-ss.blogspot.com/2018/07/monotree.html
0:23- こういう半音の組み方、ファンヒョンさんらしくて素敵です。
IIm7 IIm△7 V Vaug/IV I/III
ド ド# レ #レ ミ の上行が聞こえます。
Vaug/IVは、Vaug7の第三転回形なので、V7の代理ですね。
この曲のように V - Vaug/IV - I /III と繋ぐと、
ベースの下降(ソ-ファ-ミ)も一緒に見えるので美しいです。
リードトラックの「草木」も、
■6. Paul Steel - Last Guilt Trip
ポール・スティールの今年のアルバムCarousel Kitesから2曲紹介します。
今年の名盤だと思っています。ポップスの宝箱。
ブライアン・ウィルソンやクイーン風味のハーモニーが気持ちいい曲です。
0:50- サビはベースが転回位置をフワフワ進みます。
0:55- 大胆なベース半音下降も素敵。
2:00- 最後に一展開あり、コーラスが素晴らしくて鳥肌立ちます。
ポール・スティールは、過去のポップスのかみ砕き方が天才的だと思います。
■7. Paul Steel - Island in the Sky
こちらはSteely Dan風のさわやかポップス。
0:16-のフレーズがそれっぽくて笑っちゃいます。歌い方も寄せてます。
0:27- コーラスが入って、ひゅんひゅんシンセが飛び回るカワイイサビへ。
オクターブで重ねたボーカルも雰囲気ありますよね。
2:27- ここから最後まで、お得意のコーラスの重ね方が素晴らしいです。
こういうステキな耳に憧れます。
ポール・スティールの曲は、ポップスの理想系がいっぱい詰まってますね。
このほか、めちゃめちゃビーチ・ボーイズ、ハイ・ラマズの特徴をとらえた
「Crayola Springs」も大好きです。聴いててとろけます。
https://www.youtube.com/watch?v=zPd4HfvnmQ8
■8. キイチビール&ザ・ホーリーティッツ - たまらない夜
日本のバンド、キイチビール&ザ・ホーリーティッツ。
ほんの少しひねった和音に、自然な旋律、歌詞が耳なじみよく入ってきます。
作曲はボーカルの村上貴一(キイチビール)さん。すてきな声。
0:56- 良い転調! 長二度上(+2)のサビに進みます。
この下がるメロディー、ビーチボーイズの雰囲気もありますね。
1:16- 調の戻し方も独特で IIm7 V7 bVIIadd9 の bVIIをそのまま
主和音にして-2にしているのですね。
2:14- 間奏がめちゃ好きです。2:31-の半音で動くギターも切なげです。
■9. キイチビール&ザ・ホーリーティッツ - パウエル
素晴らしいメロディーですね!
1:31- サビ頭のめちゃめちゃ胸キュンなメロディーは
VI HMP5B スケール(ラ シb ド# レミファソラ) になっています。
I VI7(b9)
き の う の こ と は ぜんぶ
ソ ファ ミ レ ド# ミ シb ラ ソ
・さいしょのド#でスケールが変わったのを印象付けて
・ミ → シbの減5度(=トライトーン)の鋭い跳躍、
・シb (b9th) の切なげな響き
が組み合わさって、たまらなく良いメロディーです。
■10. Dani & Debora Gurgel Quarteto - Danceio
前回に続きブラジルのダニ・グルジェルを紹介です。
編成はジャズですが、ポップス心いっぱい。
0:09- すばらしいスキャットです。舌を鳴らしてリズムを取りながら。
0:21- ピアノ弾いてる方はお母さまのデボラ・グルジェル。
この曲の作曲もデボラさんです。
0:33- 母娘ピッタリのユニゾン。迷いないスキャット・打鍵がかっこいいですね。
0:57- ここの裏拍取りながら歌う感じがとても好き。
2:27- イントロのスキャットソロに戻ります。かっこいい……。
ピアノの弦を叩く奏法、ベースの胴体を叩く奏法がソロを彩ります。
ここぞという場面で素晴らしいアイデアです。
アメリカのバンド、ビッグ・シーフ。
0:00-
bVIaug I△7/V VIm9 IV V7
初手augの珍しいコードワークですね。不思議で心惹かれます。
一般的な下降クリシェ(VIm - bVIaug - I/V)の一つ目を省略した形です。
こういう工夫があると、最初の響きが聴きたくて再生ボタンを押してしまいますね。
名曲の証かも。
0:26- ベース、ドラムのフェードインでするするっと盛り上げるのもいいですね。
2:26- 最後の盛り上げの組み方も不思議です。
I III7 V6 IV
あえてVImでなくVを置いて、淡々と進んでいきます。かっこいい
■14. Thundercat - Bus In These Streets
聞き馴染みのある独特な和声・シンセでハッとします。
ルイス・コール(KNOWER)とステファン・ブルーナー(Thundercat)の共作です。
2コードずつちょこちょこ転調するのがルイス・コールっぽいですね。
シンセ音もカワイイ。いつも素敵なお仕事です。
0:48- 転調を乗りこなした甘いメロディーにときめきます。
↓同アルバムのこちらの曲も、めちゃ短いですがルイスコールのカワイイ音します。
https://www.youtube.com/watch?v=pt0qx99PzDs
0:07のシンセ音がちょっとずつ形をかえて繰り返します。
■15. Lamp - 冷ややかな情景
Lampの冬うた。作曲は染谷大陽さん。
ふーゆー のイントロは聴いてて幸せな気分になります。
榊原香保里さんのウィスパーな声質がよく合いますね。
1:17- ブラジルのリズムに乗せて、軽快なギターが踊ります。
2:04- サビ前のキメ。
2:19- 永井祐介さんの柔らかい声で、半音の不思議なメロディーが歌われます。
甘々で惚れ惚れしちゃいます。
4:02- めちゃポップな大サビですが、
4:14や4:30の怪しい音程(b5th)がたまらないです。
4:58- 曲が終わって、急に別の曲が始まりますが、、
アルバム通しで聴くとこのパート(インタールード)の秘密が
分かるようになっているんです。下記を参考にぜひ聞いてみてください。
↓
・『東京ユウトピア通信』の2つのインタールードについて(染谷さんブログ)
http://lampnoakari.jugem.cc/?eid=1197
また、↓こちらのRyosukeさんのカバーがとても素晴らしいです。
・Lamp [カバー]「冷ややかな情景」弾き語ってみた。
https://www.youtube.com/watch?v=khv3qof5Y30
原曲の繊細な和音を完璧に取っていて愛を感じます。感動しました。
オリジナルのアウトロもカッコいい……。
■16. The Divine Comedy - Funny Peculiar
The Divine ComedyはNeil Hannon(ニール・ハノン)のプロジェクトです。
ほのぼのした雰囲気のデュエット曲。パートナーのCathy Daveyと歌います。
0:26- ディミニッシュコードでひねった響きがカワイイです。ここが好き。
1番は、ハモリなしで2人のユニゾンのみ。
0:52- 2番からは、少しずつハモリが入ります。声の相性ばっちりです。
2:02- 先ほどのディミニッシュに2人のハーモニーがついて美しいです。
2:19- 最後は別々のフレーズを歌うのですが、不思議とハマってます。
この曲のように V - Vaug/IV - I /III と繋ぐと、
ベースの下降(ソ-ファ-ミ)も一緒に見えるので美しいです。
■5. 長谷川白紙 - 草木
長谷川白紙さんの1stEP「草木萌動」出ましたね!
発売当時19歳の作品ということですが、年齢関係なしで素晴らしいです!
複雑でポップで可愛いくて、パスコアールみたいなお茶目さを感じます。
複雑でポップで可愛いくて、パスコアールみたいなお茶目さを感じます。
リードトラックの「草木」も、
和音付け・リズム付けはめちゃめちゃ難しいのですが、
メロディーは誰でも歌えるように平易にデザインされていますね。
1:50-のような難解な部分も含め、
すべて変化記号なしのメジャースケールで歌えるのが素晴らしいです。
1:50-のような難解な部分も含め、
すべて変化記号なしのメジャースケールで歌えるのが素晴らしいです。
■6. Paul Steel - Last Guilt Trip
今年の名盤だと思っています。ポップスの宝箱。
ブライアン・ウィルソンやクイーン風味のハーモニーが気持ちいい曲です。
0:50- サビはベースが転回位置をフワフワ進みます。
0:55- 大胆なベース半音下降も素敵。
2:00- 最後に一展開あり、コーラスが素晴らしくて鳥肌立ちます。
ポール・スティールは、過去のポップスのかみ砕き方が天才的だと思います。
■7. Paul Steel - Island in the Sky
0:16-のフレーズがそれっぽくて笑っちゃいます。歌い方も寄せてます。
0:27- コーラスが入って、ひゅんひゅんシンセが飛び回るカワイイサビへ。
オクターブで重ねたボーカルも雰囲気ありますよね。
2:27- ここから最後まで、お得意のコーラスの重ね方が素晴らしいです。
こういうステキな耳に憧れます。
ポール・スティールの曲は、ポップスの理想系がいっぱい詰まってますね。
このほか、めちゃめちゃビーチ・ボーイズ、ハイ・ラマズの特徴をとらえた
「Crayola Springs」も大好きです。聴いててとろけます。
https://www.youtube.com/watch?v=zPd4HfvnmQ8
ほんの少しひねった和音に、自然な旋律、歌詞が耳なじみよく入ってきます。
作曲はボーカルの村上貴一(キイチビール)さん。すてきな声。
0:56- 良い転調! 長二度上(+2)のサビに進みます。
この下がるメロディー、ビーチボーイズの雰囲気もありますね。
1:16- 調の戻し方も独特で IIm7 V7 bVIIadd9 の bVIIをそのまま
主和音にして-2にしているのですね。
2:14- 間奏がめちゃ好きです。2:31-の半音で動くギターも切なげです。
■9. キイチビール&ザ・ホーリーティッツ - パウエル
1:31- サビ頭のめちゃめちゃ胸キュンなメロディーは
VI HMP5B スケール(ラ シb ド# レミファソラ) になっています。
I VI7(b9)
き の う の こ と は ぜんぶ
ソ ファ ミ レ ド# ミ シb ラ ソ
・さいしょのド#でスケールが変わったのを印象付けて
・ミ → シbの減5度(=トライトーン)の鋭い跳躍、
・シb (b9th) の切なげな響き
が組み合わさって、たまらなく良いメロディーです。
■10. Dani & Debora Gurgel Quarteto - Danceio
編成はジャズですが、ポップス心いっぱい。
0:09- すばらしいスキャットです。舌を鳴らしてリズムを取りながら。
0:21- ピアノ弾いてる方はお母さまのデボラ・グルジェル。
この曲の作曲もデボラさんです。
0:33- 母娘ピッタリのユニゾン。迷いないスキャット・打鍵がかっこいいですね。
0:57- ここの裏拍取りながら歌う感じがとても好き。
2:27- イントロのスキャットソロに戻ります。かっこいい……。
ピアノの弦を叩く奏法、ベースの胴体を叩く奏法がソロを彩ります。
ここぞという場面で素晴らしいアイデアです。
■11. Big Thief - Paul
0:00-
bVIaug I△7/V VIm9 IV V7
初手augの珍しいコードワークですね。不思議で心惹かれます。
一般的な下降クリシェ(VIm - bVIaug - I/V)の一つ目を省略した形です。
こういう工夫があると、最初の響きが聴きたくて再生ボタンを押してしまいますね。
名曲の証かも。
0:26- ベース、ドラムのフェードインでするするっと盛り上げるのもいいですね。
2:26- 最後の盛り上げの組み方も不思議です。
I III7 V6 IV
あえてVImでなくVを置いて、淡々と進んでいきます。かっこいい
■12. 放課後ティータイム - おはよう、またあした
コメントでご紹介いただきました。こんな素晴らしい楽曲があったんですね。
作曲は百石元(ひゃっこくはじめ)さん。巧みなアレンジ。
過去の素晴らしいポップスへの愛が感じられます。
0:28- ストリングスとかトランペットの対旋律が綺麗でたまらないです。
0:45- サビはオクターブのユニゾンでおしゃれですね。
2:03- メロディーと、ハモりの下降と、ストリングスの対旋律が絡み合ってます。
2:37- ポリフォニックな間奏部。ここが大好きです。
3:45- 歌声は退場して、最後のアウトロへ進みます。
エンドロールの感じですね。
■13.モダーン今夜 - クラウン
日本のバンド、モダーン今夜の名曲です。作曲はタムさん。
なんでこんな曲が作れたんだろうと、10年以上たっても信じられない楽曲。
永山マキさんが書く童話のような歌詞もステキです。
美しい弦楽四重奏で始まります。
0:56- 美しいピアノのアルペジオを経て、
1:10- ストリングスの対旋律に飲まれて胸がいっぱいになるサビ。
3:04- いま聴いてて、あっ!と気づきましたが、
ここにトニーニョ・オルタのCéu de Brasíliaのストリングスアレンジが
引用されているんですね……! 衝撃でちょっとうるっときました。
2:45-のストリングスの半音上行をはじめ、この音の洪水は
トニーニョ・オルタやミナスの世界観が溢れたサウンドだったのですね。
タムさんはすでに脱退されていますが、
10年越しでタムさんの世界を、ほんの少しだけ理解できました。嬉しい。
名盤なので、ぜひ試聴してみてください。(iTunesリンク)
参考記事:ブラジル・ミナス音楽の複雑でキュートな響き
https://kaho-ss.blogspot.com/2018/11/blog-post_25.html
作曲は百石元(ひゃっこくはじめ)さん。巧みなアレンジ。
過去の素晴らしいポップスへの愛が感じられます。
0:28- ストリングスとかトランペットの対旋律が綺麗でたまらないです。
0:45- サビはオクターブのユニゾンでおしゃれですね。
2:03- メロディーと、ハモりの下降と、ストリングスの対旋律が絡み合ってます。
2:37- ポリフォニックな間奏部。ここが大好きです。
3:45- 歌声は退場して、最後のアウトロへ進みます。
エンドロールの感じですね。
■13.モダーン今夜 - クラウン
なんでこんな曲が作れたんだろうと、10年以上たっても信じられない楽曲。
永山マキさんが書く童話のような歌詞もステキです。
美しい弦楽四重奏で始まります。
0:56- 美しいピアノのアルペジオを経て、
1:10- ストリングスの対旋律に飲まれて胸がいっぱいになるサビ。
3:04- いま聴いてて、あっ!と気づきましたが、
ここにトニーニョ・オルタのCéu de Brasíliaのストリングスアレンジが
引用されているんですね……! 衝撃でちょっとうるっときました。
2:45-のストリングスの半音上行をはじめ、この音の洪水は
トニーニョ・オルタやミナスの世界観が溢れたサウンドだったのですね。
タムさんはすでに脱退されていますが、
10年越しでタムさんの世界を、ほんの少しだけ理解できました。嬉しい。
名盤なので、ぜひ試聴してみてください。(iTunesリンク)
参考記事:ブラジル・ミナス音楽の複雑でキュートな響き
https://kaho-ss.blogspot.com/2018/11/blog-post_25.html
■14. Thundercat - Bus In These Streets
ルイス・コール(KNOWER)とステファン・ブルーナー(Thundercat)の共作です。
2コードずつちょこちょこ転調するのがルイス・コールっぽいですね。
シンセ音もカワイイ。いつも素敵なお仕事です。
0:48- 転調を乗りこなした甘いメロディーにときめきます。
↓同アルバムのこちらの曲も、めちゃ短いですがルイスコールのカワイイ音します。
https://www.youtube.com/watch?v=pt0qx99PzDs
0:07のシンセ音がちょっとずつ形をかえて繰り返します。
■15. Lamp - 冷ややかな情景
ふーゆー のイントロは聴いてて幸せな気分になります。
榊原香保里さんのウィスパーな声質がよく合いますね。
1:17- ブラジルのリズムに乗せて、軽快なギターが踊ります。
2:04- サビ前のキメ。
2:19- 永井祐介さんの柔らかい声で、半音の不思議なメロディーが歌われます。
甘々で惚れ惚れしちゃいます。
4:02- めちゃポップな大サビですが、
4:14や4:30の怪しい音程(b5th)がたまらないです。
4:58- 曲が終わって、急に別の曲が始まりますが、、
アルバム通しで聴くとこのパート(インタールード)の秘密が
分かるようになっているんです。下記を参考にぜひ聞いてみてください。
↓
・『東京ユウトピア通信』の2つのインタールードについて(染谷さんブログ)
http://lampnoakari.jugem.cc/?eid=1197
また、↓こちらのRyosukeさんのカバーがとても素晴らしいです。
・Lamp [カバー]「冷ややかな情景」弾き語ってみた。
https://www.youtube.com/watch?v=khv3qof5Y30
原曲の繊細な和音を完璧に取っていて愛を感じます。感動しました。
オリジナルのアウトロもカッコいい……。
■16. The Divine Comedy - Funny Peculiar
ほのぼのした雰囲気のデュエット曲。パートナーのCathy Daveyと歌います。
0:26- ディミニッシュコードでひねった響きがカワイイです。ここが好き。
1番は、ハモリなしで2人のユニゾンのみ。
0:52- 2番からは、少しずつハモリが入ります。声の相性ばっちりです。
2:02- 先ほどのディミニッシュに2人のハーモニーがついて美しいです。
2:19- 最後は別々のフレーズを歌うのですが、不思議とハマってます。
こんばんは、いつも投稿楽しみにしています。
返信削除けいおん - おはよう、またあした が自分に刺さったので、僕もコメントの皆さんに倣って最近聞いた良曲を紹介させていただきたいと思います。
韓国の音楽ゲームDJMAXから
Long Vacation - M2Studio
https://www.youtube.com/watch?v=zfMEzEdlkhk
Memory Of Beach - M2Studio
https://soundcloud.com/m2ustudio/m2u-memory-of-beach-vip
Cosmic Fantastic Lovesong - DINY
https://www.youtube.com/watch?v=2N9yaMiu8FI
Sweet Dream - Lin-G
https://www.youtube.com/watch?v=aeDA0-a7EfM
その他
i won't let you down - OK GO
https://www.youtube.com/watch?v=u1ZB_rGFyeU
Big City Bright Lights - ArtOffical (Re:plus Remix)
https://www.youtube.com/watch?v=Dj-lY1tfXwo
We Don't Talk Anymore - Charlie Puth
https://www.youtube.com/watch?v=3AtDnEC4zak
こんにちは2Tさん。お読みいただきありがとうございます。
削除曲のご紹介まことにありがとうございます。
2Tさんは綺麗な四つ打ちがお好きですね。僕もハウス好きです。
ご紹介いただいたDJMAXの曲は渋谷系の雰囲気あるので、耳なじみ良く聴きやすいです。
Long Vacation:こちらESTiさんの作曲なんですね! インストゥルメンタルでもキュートです。歌ものがお得意だと思うので、
この曲もボーカル版聴いてみたくなりますね。Estiさんは「恋が咲く季節」好きです。
Memory Of Beach:カットアップでノリノリになっちゃう曲ですね。M2Uさんsoundcloudで一通りお聞きして、
「CLC - 주문을 외울게 (아르피엘 '아이린')」がポップで好みです。「stellar」のクラシックな3拍子もいいですね。
Cosmic Fantastic Lovesong:アニソンど真ん中の気持ちいいコードワークですね。韓国語バージョンもキュートで好きです。
作者のDINYさんの曲だと、「Secret Dejavu」「Dream Again」がフック多く気に入りました。
Sweet Dream:1:02の落ちたところが好きです。Ling-Gさんだと「I Want You」が好きです。掴みに惚れました。
*
i won't let you down:OK GOはMVが凄すぎて曲が入ってこないパターンですが、よく聞くとちゃんとサウンド凝ってますよねー。
1:48- の日本語カウントが可愛いです。
Big City Bright Lights:ArtOfficialはブラス担当がいるヒップホップグループなんですね。おしゃれです。
re:plusは日本の方なのですか。原曲と聞き比べると、Re:plusさんのリミックスのほうがイイですね。ピアノ綺麗。
We Don't Talk Anymore:2:01から入ってくる「we don't we don't」みたいな合いの手がめちゃ好みです。
ご紹介まことにありがとうございます。
あけましておめでとうございます。
返信削除いつも素敵な音楽ありがとうございます。
疑問なのですがいつもどうやって音楽を探しているのですか?
こんにちはMrBoushikunさん。お読みいただきありがとうございます。
返信削除最近は、Spotifyの自動おすすめ機能(Discover Weeklyなど) で、いい曲を知ることが多いです。思いもよらない良曲が見つかったりするので、AIの進歩は素晴らしいですね。
または、自分が好きな作曲家が選曲したプレイリストは、ツボにはまることが多いです。例えば僕の場合だと、Lampの染谷大陽さんの選曲が好みです。↓
https://www.hmv.co.jp/news/article/1007230080/
そのほか、Youtubeのチャンネル登録で、好きなアーティストやレーベルのチャンネルを全部登録しておくと、情報がいっぱい入ってきますね。
Lonely Rolling Starのカバー素晴らしいですね、感動しました。他のマリオ等のアレンジもすごい。あとボーカルの方どんな刀っだろうと調べてみたらすごい人でした。
返信削除https://smashcabaret.com/blog/kaho
独学でミュージカル学んでずっとYoutube配信し続けてるという…。
こんにちはToshiyuki Hayashiさん。お読みいただきありがとうございます。
返信削除Lonely Rolling Starのカバー、とてもいい曲ですね。聴くたび感動してうるっときてしまいます。
ボーカルの木戸口歌穂さんはこういう出自の方だったのですか!
愛さえあれば、自宅からでも音楽のキャリアは始まるのですね。ステキです。
このカバー音源でも、歌の感動がちゃんと伝わりました。
こんにちは。
返信削除このブログのおかげでLampや田中秀和氏等を知れて、色々お世話になっています。
後、過去のブログを漁ったら、自分がかねてから好きだった ねこくじら がすごい評価されてて嬉しかったです。
日頃の感謝ということで、下におすすめの曲のリンクを貼っておきます。恐らくkahoさんの好みなのではないかと思っています
https://youtu.be/tvUMCOWrTgA
後、下の曲が透明な感じでとても好きなのですが、これに似た曲に心当たりがありましたら教えてほしいです!
https://youtu.be/0PW5ZrZ3JCw
こんにちは。お読みいただきありがとうございます。
返信削除ねこくじらは名曲ですよねー。リズムも和音も美しく、お気に入りの曲です
OOHYOさんのPIZZA聴いてみました。こういう少しマイナー調の切なげな感じ、KPOPの良いところが詰まっていますね。アレンジも綺麗です。
OOHYOさんの他の曲だと、「Papercut」は以前に聴いた記憶があり、MVがとても印象的でツボです。
「Tractatus Logico-philosophicus」は、szakさんという方の作曲なのですね。転調多くてきれいな曲です。
この曲に似ているものというと難しく、思いつきませんでした……。
和音の感じや音の感じで、選曲してみました。
窪田ミナさん
https://www.youtube.com/watch?v=QDHrCjUdtlY
https://www.youtube.com/watch?v=NBVG0u6zBJ0
chouchou
https://www.youtube.com/watch?v=jW4txpRbDKs
網守将平さん
https://www.youtube.com/watch?v=AeIMKgxBuVs
bermei.inazawaさん
https://www.nicovideo.jp/watch/sm8321269
返信ありがとうございます!
返信削除おすすめされた曲、後で聴いてみます!
chouchouさんとbermei.inazawaさんはちょっと聴いたことがあります…どちらも音作りが繊細だった気がします
bermei.inazawaさんが作ったEnglishman in Newyorkのremixは気に入っています!
昔から音楽を色々漁るのですが、このブログを見て、自分もkahoさんのように音楽を分析して聴けるようになりたいな、と思います。その為にはこれからどのように音楽を学んでいけばいいのでしょうか?
触発されてから、長調単調、三和音がどういうものか等の基礎的な部分を理解したり、音がどのように進めば良い感じになるのかといった、感覚的なことをある程度理解したりしたのですが、これだけでは音楽について分析できないな…という感じでいます
個人的な話ですが、今は受験期で、これから(多分)大学生になれるので、4月からは色々できるんじゃないか?と思っています
なので、これから何をすれば音楽が分析できるようになるのか、アドバイスを頂きたいです。よろしくお願いします!
追記 ノイズが上手くまとめられてて聴いててすごいなと思ったので、下の曲をおすすめします!
15歳でこれを作れる才能が羨ましいです…
https://youtu.be/tRz_hTG_fzA
僕は専門家ではないので、アドバイスするのは大変恐縮ですが……。
返信削除音楽を学ぶなら、自分で作曲(または演奏)するのが一番と思っております。作曲ができるようになると、曲の聞き取りは自然と出来るようになりますよ。
以前のコメントを思い出しましたので、再掲します↓
****
聴きとりのためには、遠回りなようですがオリジナル曲をたくさん作曲するのがオススメです。
なぜかというと、自分で1回でも使ったことがあるコード進行/メロディであれば、次からちゃんと聴きとれるようになるからです。「これ前に進研ゼミでやったことある!」方式ですね。
自分で作って聴いて、作って聴いて、としているうちに、気づいたころには顔なじみな音ばかりになると思います。
僕は、初めは↓こんな感じにいろいろ作曲練習していました。
http://park17.wakwak.com/~ss1/music.htm
すぎやまこういちさんファンなので、RPGのBGMっぽいものばかりですね。
下手でも、自分の大好きなジャンルなら飽きずに作れます。
作曲以外にも、大好きな曲の耳コピ・カバーもいいですね。
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…ということで、
やり始めてみると、音楽分析よりも作曲や演奏の方がずっと楽しい世界なので、ぜひ来年度にやってみてくださいね。
あとは、鍵盤楽器かギターのどちらかで、少なくともコードだけは押さえられるのであれば百人力です。
追記で貼っていただいたのはimoutoidさんの作品ですね。いつまでも色あせず、聴くたび気づきがありますね。綺麗なノイズです。
昨年に動画が再掲されていたのは知りませんでした。彼のブログとともにじっくり味わいたいと思います。
なるほど…アドバイス、とても納得しました!来年大学に入れたら、早速作曲と演奏の方にチャレンジしてみようと思います。
削除返信ありがとうございます!