2018/08/04

気になるポップ・ミュージック (18/08/04)

のんびり音楽ききます。

1. Louis Cole - Things
2. Louis Cole - When You're Ugly
3. Jacob Mann Big Band - Baby Carrots
4. Jacob Mann Big Band - Parking Ticket
5. Lamp - Blue
6. ものんくる - RELOADING CITY
7. Yumi Zouma - Depths (Pt. I)
8. Yumi Zouma - Persephone
9. Hop Along - How Simple
10. Parquet Courts - Wide Awake
11. Parquet Courts - Mardi Gras Beads
12.  11 Acorn Lane - Perfect
13. Hermeto Pascoal e Grupo - Frevo Novo



■1. Louis Cole - Things

KNOWERのルイス・コール、ソロ作品です。きれいなルイス・コール。
イントロのシンセのアルペジオを聴くと
作者伏せられてもルイス・コールってわかりますよね。不思議です。

ぜひフルで聞いてみてほしい曲。
2:30で一度落ちてから、3:00で文字通り「爆発」する展開が美しいです。
3:45 曲が壊れそうなシンセの洪水から、4:15の静寂のギャップとか。
楽しい楽しい。

以下続きます。



■2. Louis Cole - When You're Ugly

こちらは、アホさも兼ね備えたルイス・コール。どっちも素敵です!
ジェネヴィーヴが歌で参加しているので、実質KNOWERです。
(最後3:32-で彼女のクレジットがでる演出もカッコいい)

この曲も、イントロ一音目からルイス・コールっぽいです。
MVはいろんな楽器が登場してますが、
おそらく彼が全部シンセで演奏されているのですよね。歯切れ良くて最高です。

8/10にルイスコールのソロアルバム新作が出ます! うれしい。


■3. Jacob Mann Big Band - Baby Carrots

かっこいい……
ルイス・コールもドラムで参加されているJacob Mann Big Band の新作です。
KNOWERのMVによく登場するベースのサムも参加されてます!

作曲・アレンジはシンセのJacob Mannが手掛けられていて、
ビックバンドでこういう聴きやすくて可愛いポップスを書かれると
ときめいてしまいますね。


■4. Jacob Mann Big Band - Parking Ticket

こちらは半音のフレーズ多く、調性がゆるめのクールな音です。
演奏上手い! 1:20-管楽器に負けないギターの存在感です。
へなちょこでクスっとくるMVですが、音ハメが完璧なので気持ちいいですね。

2:43- ジェネヴィーヴ、真顔でオケヒ演奏。笑っちゃいます。


■5. Lamp - Blue

Lampの立て続けのシングルリリースで、嬉しい嬉しい……
この曲、運転中にずっとリピートで聞いてます。
作曲:染谷大陽さん、作詞:榊原香保里さん。染谷さんらしい軽快な名曲。

1:15- サビは、一回聴いただけではわからない和音付けですが、
転調/移調しないように工夫されています。
調は変えずに、借用和音でどれだけ調性の振り子を振らせるか、というのが
「さち子」から続く、染谷さんのこだわりポイントなのですね。

この曲で一番好きなのは、
 2:23 メロとサビの2つのメロディーが男女でハモるところ。
単独でも美しい旋律ですが、2つでさらに綺麗。ロマンチックな構想が素晴らしいです。


■6. ものんくる - RELOADING CITY

ベース角田隆太さん、ボーカル吉田沙良さんの
お二人からなる音楽ユニット、ものんくる。
「空想飛行」のような凝ったリズムも素敵ですが、
4つ打ちはとても合ってますね! ベースかっこいい。

0:31などで使われているコードは、普通の#IVm7b5ではなく、
#IV7(b5, #9)という感じでしょうか。鋭い響きがします。


■7. Yumi Zouma - Depths (Pt. I)

ニュージーランド出身のバンド、ユミ・ゾウマ。好き。
ペンタトニックスケールはコテコテの印象になりやすいのですが、
ユミ・ゾウマの作るメロディーは抜群のバランスですね。
声質も淡々と美しいです。


■8. Yumi Zouma - Persephone

シンプルなコードにシンプルなリフが乗って、体揺れる音楽。
3:05- 落ちサビもシンプルだからこそ効果的です。

こういう透明なメロディーにはなかなか出会えなくて、嬉しくなります。
特に近作ほど好みな作風です。
集団行動・真部脩一さんお好きな方にお勧め。


■9. Hop Along - How Simple

突拍子もないバンド、ホップ・アロング。
タイトルがHow Simpleなんですが、曲展開はシンプルじゃなく遊び満載です。
何回聴いても構成がわかりませんが、耳が引っ張られます。

1:14- サビは、幾つものフレーズがポリフォニックにわちゃわちゃ混ざります。


■10. Parquet Courts - Wide Awake

パーケイ・コーツ。
少ない音数で、コード感が出ないように工夫されています。めちゃクールですね。
Rapture「House of Jealous Lovers」とか、
LCD Soundsystem 風のたまらないサウンドです。
ライブで聴いてみたいですね。


■11. Parquet Courts - Mardi Gras Beads

こちらもパーケイ・コーツですが、ガラッと変わって綺麗なハーモニー。
0:09とか0:29とか、要所で入っている IV7(9) の響きがクールです。
0:17がクリシェで始まるのもトキメキますね。
ローファイで、少し懐しい響きがある音楽が好きなのかもしれません。


■12.  11 Acorn Lane - Perfect

「11 Acorn Lane」というエレクトロでジャズなグループです。
録音とかミックスとか良すぎて、耳が喜ぶサウンドです。
0:04-のクラップだけで、音いいなーってなりますね。不思議。
0:32- エレクトロ要素も曲にピッタリ。
1:51- ベースも低域まできれいです。


■13. Hermeto Pascoal e Grupo - Frevo Novo

定期的に聴きたくなるエルメート・パスコアールの楽しい曲想。

0:00- 一見さんお断りのような気味悪いイントロを抜けると、
0:13- 高速で転調を繰り返す甘々なメロディーがはじまります。
1:06- このあたりからの崩し方がカッコいいです。
ソロパートが先導して、2:24のテーマへするっと戻るのも超オシャレ。

終わりかた、思いっきりグシャーーってなるので笑っちゃいます。
試しにアウトロだけでも聞いてみてください。

この1989年版のアルバム、未発売らしく手に入らないのですよね。
なぜYoutubeに音源があるかわかりませんが……

過去記事
エルメート・パスコアール(Hermeto Pascoal)の楽しい曲想

4 件のコメント:

  1. いつも拝見させてもらっています。今回は個人的にツボの曲が多く、自分の知らない良い音楽が一気に増えすぎて溺れそうになっています。

    BibioのTown & Countryのような曲が好きなので、Yumi Zoumaはすごく響きました!

    今後も更新楽しみにしています。

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  2. こんにちは。お読みいただきありがとうございます。
    Yumi Zoumaステキですよねー。するするっと耳に入る心地がします。

    BibloのTown & Country聴いてみたのですが、素晴らしくて素晴らしくて! 他の曲も、初めて聞く曲想ばかりで圧倒されています。ステファン・ウィルキンソンという方のソロユニットなのですね。

    これからBibloのアルバムを聴く楽しみが増えました。誠にありがとうございます。

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  3. Louis ColeにJacob Mann Big Band, めっちゃ好きです!
    いつも素敵な音楽の紹介ありがとうございます。

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  4. こんにちは。お読みいただきありがとうございます。
    ルイスコール素敵ですねー。Jacob Mann Big Bandも、高い技術でカワイイ音作りなのが大好きです。

    さっそくルイス・コールの新しいアルバムを聴きはじめました。いい曲ばっかりです!

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