楽しかったです。
素晴らしい演奏でした。
細かいライブレポはどなたかがお書きになると期待して、
備忘録だけつけておきます。
↓
■セットリスト
(2ch書き込みから引用+追記しています)
シンフォニー
雨降る夜の向こう
青い海岸線から
二人のいた風景
風の午後に
ひろがるなみだ
今夜も君にテレフォンコール
密やかに
渚アラモード
残像のスケッチ
冷ややかな情景
Oremus (Edu Loboカバー)
さち子
恋人と雨雲
A都市の秋
君とぼくとのさよならに
空想夜間飛行
最新アルバム「ゆめ」中心かとおもいきや、
過去のアルバムのハイライトを惜しげもなく盛り込んだ選曲。
Lampファンが見れば、感涙しそうなリストです。
Lampの作品に触れるといつも同じことを思うけれど、
こちらがどれだけ期待していっても、
その期待を遥かに上回るパフォーマンスを見せてくれます。
ほんとに嬉しい。
■備忘録10
①
開演前BGMに、新川忠さんのアルバム「Sweet Hereafter」が流されていました。
好きな「Berry Dance」が流れて、なんだか初めから楽しい気分に。
会場で久しぶりに聴いたらあんまりにも気に入ってしまって、
新川さんのアルバムを聴きながらいまこのブログを書いています。いいなあ。
これは、新川さんの間接的な「ライブ参加」だと思っておきます。
②
冒頭は、やっぱりシンフォニー。
あのシンセ音が鳴り響いて、一気に引き込まれました。
たった一音で心を動かすのってすごい。
今回のライブでは、いくつかの曲で印象的なアレンジが施されていました。
特に気に入ったのが、要所要所のブレイク。
うろ覚えですが、
シンフォニーだと、「ノスタールジア―」のあとで、1拍のブレイクが加わっていました。
観客をはっとさせる演出。
演奏と照明効果がバシッと決まって最高にカッコ良かったです。
③
個人的には、永井さんの「密やかに」弾き語りが最も嬉しくて、最も感動しました。
アルバム「ランプ幻想」のなかでも地味な曲なので、まさか聴けると思っていなかった。
静かで淡々としているけれど、力強い歌唱でした。
この日一番でうるっときた。
今日のライブ、僕の偏愛するアルバムから
「密やかに」「雨降る夜の向こう」が聴けただけでも感無量、という感じです。
うーん嬉しかった。
④
私感ですが、
染谷さんの曲は、どれもライブ映えするサウンドばかりで、
体が勝手に動いてしまう気持ちよさがあるなあと感じました。
「青い海岸線から」「冷ややかな情景」 ほか全て。
気持ちよさの理由は、どの曲にもリズミカルな「キメ」が入っているからかなと思いました。
ジャズセッションの発想です。
複雑なリフや、変則的なアクセントが、全員でピタッと決まると
めちゃめちゃ気持ちいい。
Lampの曲って、弾き語りもあって、キメもあって、
実は極めてライブ向きなのではないでしょうか。
⑤
榊原香保里さんの歌唱にときめきました。
ライブでも繊細なニュアンスはかわらず、音程感も抜群でした。
特に良かったのは、冒頭に恐ろしく深いリバーブがかかった「冷ややかな情景」。
ラストの大サビの高音が美しい「恋人と雨雲」。(聴けてよかった!)
特に永井さんとのユニゾンやハモリになると、優しい声質がより際立つ感じです。
「風の午後に」のハモリはCD版より好みでした。
歌い方が柔らかくなったせいかもしれません。
⑥
セットリストの中でも異彩を放つ、Edu LoboのOremusカバー。
聴いた瞬間、あまりに特別なハーモニーだったので、
これ、染谷さんが大好きなあの曲や! と気づきました。
この名曲を、香保里さんのウィスパーボイスで歌いあげるという趣向で、
染谷さんの趣味全開なナンバーでした。
そしてシームレスに次曲の「さち子」へ。
バンドの私物化が見事に功を奏して、感動的なステージになっていました。
実はこういうささやき声が似合う曲なんですね。
MPBカバー集とか出すと面白いかもしれません。
⑦
「メインの3人だけでなく、サポートメンバーも全員含めてLamp」の意味がわかりました。
演奏、素晴らしかったなあ。
とにかく複雑なアクセントが縦に揃う。揃いすぎずに、息は合う。
CDのような繊細な演奏、ではなく、
来た人を楽しませ、盛り上げるための力強い演奏でした。
PA・演出も含め。
アップテンポな曲は、よりアップテンポに。
ラストのアンコール曲「空想夜間飛行」の駆け抜ける感じはすごかった。
どんなバンドにも負けないくらいノリノリな音。
⑧
LampのMCは恐ろしくヘンテコなのですが、客もそれを期待している節があり
「需要と供給」が謎のバランスで成立していました。
笑った。
⑨
染谷さんの口笛がうまかった。
⑩
また行きたいです。
■「さち子」の作曲をみてみよう (Lamp「ゆめ」より)
http://kaho-ss.blogspot.jp/2014/02/lamp_16.html
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